先日の午後、旧江之子島府庁舎跡・発掘調査の現地説明会に行ってきました。自宅からは自転車で約10分の近さです。

想像以上に大規模な発掘現場で、明治期と大正期(増築部分)の建物の基礎や構築物、地階部分などが結構残っており、なかなか壮観でした。さーっと30分くらい見たらいいかなと考えていたのですが、解説も聞いて、暑い中を結局1時間半くらいおりました。頂いた資料もカラー写真が多数用いられた素晴らしいものでした。

**************************** asahi.comより ****************************

 明治から大正にかけて「西の政府」とまで呼ばれた旧江之子島(えのこじま)府庁舎(大阪市西区)。かつての威容をとどめる遺構が姿をみせた。急ピッチで近代化が進んだ当時の大阪のまちで、その象徴ともなった洋風建築。専門家から感嘆の声があがった。

 旧府庁舎は1874(明治7)年に完成。設計図は現存しないが、当時の完成予想図などによると、中央棟の正面玄関に4本の大円柱が並び、屋上中央のドームに大時計がかかる2階建てのれんが造り。四方に金色の菊花紋章を飾った。

 マンション建設に先立ち、府が跡地の約5千平方メートルを調査。地表面から1~3メートル掘り下げたところ、中央棟と、1916(大正5)年に両翼に増築された南北棟の基礎が現れた。中央棟は東西が約22メートル、南北約47メートル。ドームの円形部(直径約6メートル)を含め、九つの区画(部屋)があり、ドーム直下には石組みの排水溝があった。区画を仕切る壁の厚さは約97センチ。基礎の上に2段の花崗岩(かこうがん)の切り石とれんがで壁を構成していた。南北棟はほぼ相似形。廊下と地階が確認された。建物はそれぞれ東西約44メートル、南北約20メートル。耐火れんが製の暖炉や、中央棟と南北棟を結ぶ階段や扉も確認された。

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以下は当日に撮った写真です(時間が取れれば少し説明文を追加するかもしれません)。大正時代に増築された南北棟の基礎などはよく残っています。1日だけの現地説明会でしたが、朝から多数の人が来られたようですし、これだけの遺構を間近で見ることができたのは実に貴重な体験でした。

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以下の2枚は現地に掲示されていたものを撮りました。
上方が北になります。中央部分が明治期のもので、上下にあるのが大正期に増築された南北棟の地階に当たります。

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煉瓦に残された刻印の例です。
他にも幾つかあり、これだけ色んなものを見たのは初めてでした。

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すぐ近所のK邸です。よく手入れされていて美しいです。

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