旧羽室家住宅-2は引き続き洋風部分で、食堂と暗室です。
小さなドアから応接室を出ると右手に広い廊下が奥に続いていますが、廊下および応接室を含む各室の配置が雁行型になっていて、変化があります。また、奥の方には食堂や台所、風呂などがあるため、玄関・ホールからの視線をうまく遮っているのかもしれません。

食堂です。この部屋もモダンながらも落ち着いたデザイン・色合いの暖炉、ニッチ、食器棚(水屋?)などが実に良い感じです。裏手が台所で、小窓から食器などを渡したりできます。
ここにもやはり天井に化粧梁が配されており、建具のデザインなども絶妙の味わいです。

食堂の天井照明は、応接室の角張ったデザインとはまた異なった丸みを帯びた柔らかなもので、これも素晴らしいですね。
壁面には建築当初からのものと見られるガス燈もあります(根元にガスのコックらしものがついています)。ここにもデザインが施されていて見事です。

こちらは暗室です。
昔のお宅で暗室があったということは、かなりの写真好きで、超ハイカラで裕福だったのでしょうね。暗室内の棚がなかなか面白く、何らかの用途があってのことと思うのですが、仕切りなどの配置がデザインされているようにも見えます。

また、暗室内の壁と天井が接する部分(廻り縁部分)にもしっかりとデザインが施されていました。化粧材が貼られているのか、漆喰が塗られているのかちょっと分からなかったのですが。
次は和の部分です。