高野山の近代建築-3は、橋本警察署高野幹部交番です(大正10年建設、設計:和歌山県建築技師・松田茂樹)。奈良の公共建築などにも見られる社寺に用いる造形手法が散りばめられているのが特徴です。切妻屋根の正面に千鳥破風と懸魚、蟇股や舟肘木もあります。
妻面から見て左右非対称のように見えるのは、正面側を大きく見せるのと大きな内部空間を確保するためだそうです。真壁漆喰塗り外壁は柱型などもきれいにデザインされているように感じます。特に中央の2連の柱型が良いです。

玄関周りもなかなか趣があり、昔ながらの交番の赤い玄関灯がいい感じです。
現役の交番なので内部見学ができず、「中も見たいなあ」という人が多数おられました。「そら、なんか悪いことしたら、すぐにでも入れてもらえるで」に大笑いでした。
高野山の近代建築めぐり、まだまだ序章です。