先日、関東方面へ日帰り出張した際に、恒例の(?)1時間強のミニ探訪を行いました。この日のコースは文教区の本郷三丁目~水道橋界隈です。東大キャンパスは以前に一度サーッと探訪したことがあるので今回はパス。日本キリスト教団本郷中央教会、さかえビル、エチソウビル、日本キリスト教団弓町本郷教会、桜蔭学園、昭和第一高等学校などを巡りましたが、当日は曇り~小雨で建築探訪&写真撮影的にはあまり良いコンディションでなかったのが惜しまれます。

最後に、ちょうどガイドブックにのっていた区立元町公園の横に出てきたので、ここも見ることにしました。入り口にある段のついた背の低い門柱も良さ気ですし、階段の奥には壁泉も見えています。全体的にはうっそうとした緑に包まれており、これは凄い佇まいです。ここは震災復興公園の一つだそうで、私はスパニッシュのような表現主義のようなと思ったのですが、帰宅後にネットで調べてみると中世ヨーロッパのイタリアルネッサンス式庭園の流れを汲んでいるそうです。へえーっ!

パーゴラあたりも凄いインパクトがありますし、てっぺんに鳥を抱いた造形(これは何と言うのでしょうね。彫像?)には絶句!

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そして、中央に流れ落ちる水路を持つ階段部が出色。カスケードというそうです(後述)。これだけでもちょっとした近代建築1つ分のインパクトがありますね。

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この日も時間が無く、元町公園はわずか7、8分の超短時間探訪でしたが、今回はここが最もインパクトがあり、とても印象に残りました。公園や庭園についてはあまり知識がないので、色々調べた上で要再訪です。

◎参考ブログ:

   びんみんさんの”日常旅行日記”

◎以下はネットから

文京区本郷にある元町公園(昭和5年開園)は、昭和57年(1982年)に伊藤邦衛によって原型に忠実な改修が行われ、当時の設計思想を現在に伝える唯一の小公園となっている。復元されたモダンなデザインの擁壁や壁泉、太い円柱が印象的なパーゴラ(つる棚)、左右対称の2連式滑り台などは、いずれも小公園の特徴的な様式である。隣接する元町小学校は、平成10年(1998年)に本郷小学校との統合化により廃校となっており、 校舎の解体に伴って元町公園も取り壊し、総合体育館を建設する計画が文京区によって進められている。

~文京区のサイトより~

震災復興公園の一つとして設置された公園です。入り口から見ると正面階段の突き当たりにアーチ模様の壁泉があり、左右二つの階段に振り分けられ、それぞれが小広場に通じています。この公園は左右対称の露檀やカスケードなど、設置当時の原型をとどめていることが分かります。こうした造園手法は傾斜地に造られた、中世ヨーロッパのイタリアルネッサンス式庭園の流れを汲んでいます。上の広場からは木の間隠れに水道橋や神田川方面の景色が眺められます。この公園の様式は、日本では明治から昭和の初期にかけて造られた幾つかの公園に取り入れられています。

<カスケード>
段をなして落ちる人工の流れ。水階段ともいいます。西洋の庭園、特にイタリア・ルネサンス式庭園に、優れた作品が多く見られます。

ひと口にカスケードといっても全長、幅、段差そして階段の数などまちまちです。自然の滝に匹敵する雄大なものもあれば、小規模で可愛らしいものもあります。また、階段の周辺に彫刻を施したり、植込みをあしらったりすることで趣も変わります。