撮らずにはいられない鉄道写真(学研ビジュアル新書)
★★★★:80点
一昨日、書店でふと手に取った新書がこれでした。趣味の近代建築探訪がらみで写真や鉄道にも興味はあるものの、特に撮り鉄や乗り鉄ではないこともあって、著者の写真家(鉄道写真家)・中井精也さんの名前は知りませんでした。しかし、風景+鉄道+人の美しい写真が、しかも大判で多数掲載されていて、目を引きつけられました。写真を眺め、心の中で”おおーっ、何とキレイな”と唸りながらページをめくるスピードがどんどん早くなり、あっという間に読了です。文章も平明に書かれていて読みやすく、素晴らしい本ですね。
私は933円というお値段は安いと思いますし、新書なので携帯しやすいのも良いです。本書の写真は、(殆ど?)全て中井さんのブログ”1日1鉄!”で使われたもののようです。
個人的には、
桜の花吹雪の中の真岡鐵道
第二五之町踏切
ひまわりと鉄道
山の緑の中を走るJR木次線
まっ黄色に色づいたイチョウの大木に大粒の雨
都電荒川線と街路樹のボリューム感のある紅葉
都電荒川線の踏切を元気良く駆け抜ける子どもたち(表紙も)
アジアンなカラフルな色の洪水
ちんちん電車横の懐かしい町の風情(阪堺電車!)
ビルの看板などの流し撮り
海をバックに走るいつもの「通勤電車」----ただし、反対方向へ
踏切際に走り込んできたさわやかで明るい女性
秋田新幹線の夜景と雪
などが特に素晴らしいと思いました。キャプションは適当です。
本書にも出てきた私の地元・大阪の阪堺電車なども、風景+鉄道+人の観点で撮ったら、趣のあるものが多数撮れるでしょうね。今度、丸一日、阪堺電車と沿線を撮り歩いてみたいとも思いました。
~裏表紙より~
いつもの風景写真に「鉄道」というアイテムを写しこむことによって
生まれる「ちょっといい写真」の魅力を、とっておきの写真とエッセイで
綴る。バリ鉄さんはもちろん、旅と写真が好きな人たちも、カバンに
カメラを忍ばせたくなること間違いなし!