村野藤吾設計(1965年)のカトリック宝塚教会です。阪急今津線・宝塚南口駅から徒歩数分の線路脇の敷地にあります。以前、洋風建築めぐり講座で見学させて頂いたときは修復工事中で外観がよく分からなかったのですが、現在はその優美にして大胆な造形を目の当たりにすることができます。
地元ではそのユニークな形から「白くじら」「なめくじ教会」などの愛称で親しまれているそうです。屋根部分は亀の甲羅のようにも思えますし、地面からむくむくっと立ち上がってきたというか、生まれ出てきたような感じも面白いです。
私はまだ村野藤吾の本当の凄さとか素晴らしさを理解しきれていないのですが、ここの造形には度肝を抜かれました。うねるような曲面・曲線、あるいは三角錐の塔からは、生命力・有機体・意志・導きなどを感じます。見る方向によって表情がこれだけ異なる建物も珍しいですね。もうちょっと敷地の周囲にスペースがあり、電柱や電線などがなければ、更に素晴らしさが際だつと思います。
それにしても、凄いなあ。。。まさに建築家の仕事といった感じがします。