先月末、久々に名古屋で木・金と宿泊を伴う研修があり、夜にほんの少しだけ近代建築探訪をしました。
初日の研修後に目指したのが旧稲葉地配水塔(中村区稲葉地町1丁目)です。以前の出張時にも見学しようとして、このときは時間がなく断念しました。この配水塔は昭和12年の建築で、高さ約30m、直径約33mの円筒形で、当初より10mほど外側に張り出した水槽を支えるべく外部に16本の円柱を配したため、古代ギリシャの神殿を思わせる外観になったとのことです。配水塔としてはわずか7年の命だったそうですが、その後は中村図書館となり、現在は名古屋市演劇練習館アクテノンとして活用されています。
訪れた時間が遅かったため、あたりは既に薄暗くて中にも入れなかったのですが、その神殿風の外観は実にインパクトがあり、またとても美しくて荘厳な感じもしました。円柱とその上部にあるアーチ状のリブ(?)が見事な構造美を描いているとも言えます。
明るいときに見れば白亜の神殿といった趣でしょうが、窓から明かりがこぼれる夕景も味わいありでした。この独特なフォルムもあって、町のシンボル的な役割を担い、市民にも愛されているのでしょうね。
この後は、中区錦1丁目にある旧シャム領事館(旧加藤商会ビル)を目指しました。