富田林の旧寺内町を探訪した帰り、近鉄電車から何気なく西の方を眺めていたら、古市を過ぎたあたりで遠くにある丸っこい建物が視野に入りました。おっ!あれはひょとして円形校舎か?

帰宅して早速調べてみると、やはり円形校舎で、羽曳野市立誉田(こんだ)中学校でした。昭和30年代の建築とのこと。円形校舎の一覧などがあるサイトは見たことがありますが、富田林探訪に際しては円形校舎のことは全く頭になく、見つけたのは本当に偶然でした。建築探偵は電車の中で寝ていたらダメですね。常にあたりをウォッチしていなければ!

で、改めて誉田中学校の円形校舎を見に出かけました。秋晴れのとても良い天気のもと、古市駅から歩くこと20分くらい、目的の円形校舎は美しい稲穂の向こうにそびえていました。おおーっ!これは凄い!青空+稲穂+円形校舎の取り合わせはビューティフルです。

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この位置からは校舎の足元が見えないため、3階建てか4階建てかよく分かりません。ズームアップしてみると、窓ガラスが割れているようですし、今はもう使われていないのかもしれませんね。しかし、この円形校舎はロケーションといい、インパクトが強烈です。実際には何角形なのかなと観察してみると、柱の本数からは12角形くらい、最頂部の屋根の形からはその倍の24角形くらい、そして窓の割付けからは更にその3倍の72角形くらいかなと想像されます(カーブしたサッシを使っていないものとして)。このように割付を考えるのも実に面白いです。

この後、場所を色々移動して、様々なアングルから眺めてみました。近所のアパートの3階廊下にも少しお邪魔して撮ったのが下の写真で、和風のお宅や小さなお店との取り合わせが実にいい感じでした。

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裏門のすきまから見ると4階建(4槽)であることが分かりました。

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これまでに円形校舎は幾つか見ています(北須磨小学校や清風学園帝塚山学園 など)。誉田中学校 はロケーションとも合わせて最も印象に残るものと言え、実に素晴らしかったです。荒れているようなのが気になりますが、何とかずっと残して頂きたいものです。