Swing1 先週の日曜日、万博記念公園で駅伝を激走?いや、超暑い中を熱走した後、一転して夕方からは大阪・厚生年金会館で催されたブロードウェイ発のジャズ・ミュージカル「スウィング!」を鑑賞してきました。厚生年金会館までは自宅から自転車で約10分の近さです。

******** 公式ホームページより ********

ブロードウェイ・ミュージカル「スウィング!」は、1930年~40年代のスウィング・ジャズの名曲をふんだんに使ったレビュー形式のショー。 2時間ノンストップでダンサーたちは踊り続け、舞台上に現れるスウィング・バンドとボーカリストたちがスウィング・ジャズの名曲およそ40曲を熱狂的に演奏します。中でも圧巻はフィナーレの「シング・シング・シング」。ダンサー、シンガー、バンドが一体となり、圧倒的な迫力とエネルギーでフィナーレを飾ります。

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今回、朝日放送の特番を見て「これは面白そう!」と思い、急きょチケットをゲット(S席:11,500円也)しました。ミュージカルは久々です。

全体的な感想としては、歌・ダンス・演奏が渾然一体となった超エンターテインメント・ショーといった趣で、迫力と熱気があり、その素晴らしさを存分に堪能しました。ダンスはかなりアクロバティックなものも多く、そのパフォーマンスは超絶的で、才能もさることながらすごい練習を重ねてきたことがうかがえます。とてもダンスの枠でおさまりきるものではなく、ダンスにバレエと機械体操を組み合わせたような感じでしたね。女性は抱え上げられたりすることも多いせいか小柄な方が多かったのですが、身体は柔らかく、動きはしなやかながらもキビキビとして見ていて気持ち良かったです。プログラム的に動と静のバランスも絶妙。

演奏はビッグバンドではなく、ドラムス:1、ピアノ:1、ベース:1、ギター:1、サックス:2、トランペット:1、トロンボーン:1の8名という予想よりも小編成でしたが、迫力十分で、こちらも随所で超絶技巧と芸達者ぶりを見せてくれました。また、時々バンドのメンバーが前に出てきてダンサーと繰り広げるコラボも良かったです。特にトロンボーンが主役の”クライ・ミー・ア・リヴァー”がしっとりとした情感で素晴らしかったです。

そして、歌がこれまた素晴らしかったです。最初はダンス主体なのかなと思っていたのですが、ダンス・演奏とがっぷり四つに組んでの熱演。男性歌手2名が狂言回し的な役どころで、ものすごいエンタテナーぶりを見せてくれました。日本にはあまりこういった感じのエンタテナーはいないんじゃないかなあ。。。

少し残念に思ったのは、私の知っている曲が少なかったことです。知っていたのは”真珠の首飾り”、”イン・ザ・ムード”、”クライ・ミー・ア・リヴァー”、”シング・シング・シング”くらいだったでしょうか。最近、ジャズの曲を比較的よく聴くようにはなったのですが、とてもジャズ・ファンといったレベルではなく、曲を知っていたらもっと楽しめたような気がします。と書いたのですが、ジャズ・ファンは案外このようなコンサートにあまり行かないのかな?しかし、日本人の知っていそうな超メジャーな曲の構成にするのではなく、オリジナル・バージョンで勝負したことは、ある意味凄いし、素晴らしいとも言えます。

そして、一番惜しいなあと感じたのは、観客のノリが今ひとつだった(ように感じた)ことです。私の席は1Fの真ん中のブロック&舞台に向かって右の方だったのですが、手拍子などもこの辺りまで広がることはあまりなく、熱演を繰り広げてくれる出演者はちょっと寂しく感じたんじゃないかなあと思ってしまいました。私の近くの席がそのような感じだっただけで、全体の雰囲気はよく分からなかったのですけれど。

フィナーレ後は大拍手が沸き起こったのですが、1回カーテンコールがあっただけだったでしょうか。その後も凄い手拍子が延々と続いたのですが、アナウンスがあって終演となりました。あの熱演ぶりを考えれば、出演者は全員ヘトヘトだったのかな?舞台にはいつくばって?カーテン下のすき間から客席の方を覗いて手を振る茶目っ気たっぷりの方もおられましたが。熱狂的な拍手がもうちょっと早くから出ていたら更に盛り上がって良かったと思いますが、私も含めて曲をよく知らない人やジャズ・コンサートの雰囲気に慣れていない人が多そうだったことから、致し方なしでしょうか。