今年、長男が中学受験をしたわけですが、これを「我が家の中学受験プロジェクト」という位置付けで何回かに分けてふり返ってみます。但し、受験を決めたのは随分遅かったし、本や雑誌などによく出てくる「我が子を東大生にするために-目指せ、超難関校!」といったハイレベルなものでは全然ありません。また、「偏差値40からの大逆転!」といったようなノウハウもありません。親として色々考えたこと、やってみたこと等を備忘メモ的に残すものです。

【経緯・背景】

私も妻も高校までずっと公立校に通っていて、それで不満もなく楽しく過ごしたので(妻に確認はとっていませんが(^_^;)、当初、子供たちも公立校でいいと思っていました。私立校と比較すると、公立校の方が色んな子がいるのは間違いないでしょう。

  勉強のできる子、スポーツが得意な子、休み時間になると元気になる子、
  絵がうまい子、音楽が好きな子、作文がうまい子、ちょっと悪い子、
  意地悪する子・される子、やんちゃな子、おとなしい子、
  リーダーシップのある子、力の強い子、ひょうきんな子、 etc.

大きくなって社会に出ると、多様な人たちとつき合っていくことが必要不可欠ですから、本当は公立校でそのような”玉石混淆”の中でもまれる方が色んなことを学んで、人間的にも絶対に成長すると思います。但し、どんな子が玉でどんな子が石なのかなんて誰も決められません。素晴らしい原石があるかもしれませんし。

一方で、学校内でつまらないことに神経をつかったり、陰湿ないじめがあるのは嫌です。また、団体生活の基本的なルールや基礎学力がきちんと身に付かないのも困ります。子供なので喧嘩は当然あります。色んな人間が集まれば多少のいじめが発生するのも致し方なしですが、それをエスカレートさせないこと、特に先生(担任の先生や校長先生など)が毅然とした対応をとれるかどうかが重要です。世間一般の情報から判断すると、どうも公立校ではそれらの対応がまずかったり、正しい対応をするまでが異常に遅かったりということが多いように思います。

このようなこととは別に私が地元の公立中学でちょっとどうかなと思った点は、

 ・グラウンドが狭く、野球部もサッカー部もないこと

   長男はスポーツ大好き!といった感じではなく、私も野球やサッカーを
   必ずやらせたいといったものでも無かったのですが、やはり男の子は
   昼休みや体育・クラブで走り回って思いっきり体を動かしてほしいです
   ね。少なくともそれが可能な環境が学校にほしいです。

 ・授業態度や宿題忘れなどで内申が左右されるとかしないとかと言った話

   授業態度が悪いのは良くないことですが、それが内申書に影響する
   なんて嫌らしいなあ。そんなんどうだってええやん(そんなこと、どうでも
   いいじゃない) と思っていました。

 ・近年、高校進学実績が思わしくないこと

   ある程度良い公立高校に入るために、あるいは学校での学力不足を
   補うために塾に通う子が多いことも何だかなあと思います。
   それやったら私立校に通うのとあんまり変われへんやん。

といったようなものでした。

殆どの子が公立中学に進学した自分たちの頃のような”のどかな時代”とはかなり様変わりしてるということが私にも少しずつ分かってきました。

また、これは本で読んだのですが、私立の方が先生にも意欲的な人が多いようです。先生間にも良い意味で競争があるでしょうしね(授業や指導の下手な先生、生徒の信望が得られない先生はやめさせられる?)。幸い我が家の息子たちは良い先生に受け持って頂いたとは思いますけれど。更に公立校でも少人数学級制や2人担任制、習熟度別クラス、将来の自分の職業について考えさせるような科目や授業など、改革は進んでいるorいずれ進んでいくとは思いますが、公立校の場合、変化のスピードが遅いことは間違いでしょう。

もう1つ私立中学に行かせようかなと考えた理由で大きなものを忘れていました。うちの”お気楽”クンはその名の通り、ほおっておくと、どんどん楽な方へ楽な方へと流れていって自分の考えで一生懸命勉強するなどといったことはまずありません。まあ、小学生なので仕方ないですが・・・。そこで、多少の強制力と周囲の雰囲気もあった方が良いかなとも考えました。もちろん勉強だけでなく、勉強とスポーツの両方に頑張ることが必要ですね。また、受験を通じてどれくらい頑張れるかも見たいとは思いました。

公立校に行っても私立校に行ってもしっかりした子はきちんとやれるでしょうが、色んな点でなるべく良い環境で学ばせてやりたいなあ。。。てなことを考えている内に、長男に実際に受験させるかどうかはともかくとして、中学受験を前提とした情報収集が5年生の秋頃からスタートしました。