今年は東京方面への出張が多く(東北や九州もありますが)、その機会を利用して時々東京の近代建築ミニ探訪をしています。
会議や打ち合わせは午後一番からが多いため、そのような時は5時起きで6時過ぎの新幹線に乗り、9時頃には東京着。工場などは埼玉県に多いので、昼食や移動の時間を考えると探訪に使える時間は約2時間です。
今回は6月に探訪した東京芸術大学・音楽学部構内の赤煉瓦建物です。建築関係の本には掲載されているのですが、gipsypapaさんのブログ”レトロな建物を訪ねて”を読んで俄然見に行く気になりました。「技術のわくわく探検記」によれば、2棟の建物は「旧・教育博物館書庫」、「旧・東京図書館」だそうです。前者(建物の写真では最初に掲げた方)は1880(明治13)年に建てられた東京都内では最古の煉瓦建築とのこと。後者は1886(明治19)年築です。これらの煉瓦建物は補修のためモルタルが塗られていましたが、取り壊しが決定し、モルタルを剥がしたら煉瓦建築であることがわかり、急遽保存が決まったということです。煉瓦の表面が荒れているところはモルタル剥がしの跡でしょうね。元々の建物の用途からか、開口部に設けられたガッチリした鉄製の防火扉(耐火扉)が特徴的です。その他、考察は2つのブログ&ホームページも合わせてご覧下さい。gipsypapaさん、ヨロシク~。
緑に囲まれた美しいキャンパスで静かに佇む赤煉瓦建物の姿は絶品です。長い年月を経てきた建物には独特の風格と味わいがあります。周囲をもう少し整備して誰でも気軽に見学できるようにして頂けたらなあと思いました。「旧・教育博物館書庫」の方は今も現役の建物として使用されているようでしたが。