講演会&見学会「石垣が織りなす町並み」の続きです。
三宅先生のお話で印象に残った内容を書こうとしたら殆ど全部なので、エイヤーで箇条書き的にピックアップしました(順不同)。
・昔から文人や芸術家が六甲の住宅地風景を花崗岩の白さで表現。
・映画でも夏場に雪のシーンを撮影するのに六甲山がロケ地に選ばれたとか。
そういえば、子供たちとハイキングに出かけたロックガーデンなどは”白い”
イメージがありますね。ちなみに生駒山系の花崗岩はグレーだそうです。
・特に、東京方面から来た人にとって、関西の石は明るく感じるらしい。
・”御影石”は花崗岩の総称として代名詞的に使われることが多いが、その
本場ものが、観音林(住吉・御影)の裏山の荒神山産のもの。
・三宅先生の幼少時の原風景では、石垣の色はピンク色に思えたそうで、
これは、六甲山の花崗岩に共通して含まれる桃色・淡紅とも呼ばれる
長石の発する輝きであろうとのこと。
・石を使って街の色を統一することも。
・スコットランドの町・アバディーンでは、建物の外壁にはグレーの(地元では
これをシルバーと称する)花崗岩しか使ってはいけない。新しい建物も
花崗岩の粉を吹き付けたり?
・石垣の目地にあたるすき間はエコロジカル。
・最近は石垣の水抜きに塩ビパイプで排水する事が多いが、そこにツツジや
サツキを植えたり。
・風土が作り出す子供たちの遊び場----”サワガニ釣り” etc.
・歩く、見る、触る
・石垣と生け垣(とくに関西ではカイズカイブキが多い)
・あばれ積み、鏡積み、崩れ積み、野面積み、玉石積み etc.
・このあたりの土地には、大水害や台風などの際に流されてきた石が多数
埋まっている。造成すると石がゴロゴロ出てくる。
・出てきた石を利用して石垣を作る。
・現在は、商品としての地場石材の産出はなく、流通もない。
・”石垣バンク”の利用。
などなど。書き出したらきりがありませんね。
講演会の後は周辺住宅地の”石&石垣”見学会となったのですが、要所要所での三宅先生の解説が非常に参考になりました。近くの公園の石垣は地元の小学生たちと積んだとのこと。
圧巻は広大な敷地の大林邸界隈の石垣、門柱でした。様々な形・大きさ・積み方のオンパレードでした。これは凄い!一個一個周囲を削り落として丸みを持たせものもありました。
帰り際に見た御影駅前の工事現場には巨大な石がゴロゴロころがっていました。それはそれは見事。