京都の相国寺承天閣美術館で開催されている「若沖」展に行って来ました。これは、ぷにょさんのブログ”まちかど逍遙”での絶賛紹介記事を見て、「なんとしてでも行かねば!」と考えていたものです。

Jakucyuu230

展覧会は3日までなのですが、この土日は24時間駅伝に参加するため、急きょ半日休を取って出かけました。平日の午前中ならあまり並ばずにすむかなと考えたのですが、人気の若冲展で会期終盤をむかえてそれは甘かったです。相国寺に着いたときには既に70分待ちの表示でした。一瞬あきらめようかとも思ったのですが、「釈迦三尊像」と「動植綵絵」が約120年ぶりの再会とのこで、エイ・ヤーで列に並びました。結果的にはやはり第1展示室に入るまでに70分近く並んだでしょうか。ただ、ずっとテントがあって日射しは遮られていたので、時間の長さは別として割と楽でした。

第1展示室では、重要文化財である「鹿苑寺(金閣寺)大書院障壁画」が圧巻。墨絵ですが、枯れた絵ではなく、線が生き生きしています。また、構図が絶妙。さりげなく描かれている小さな鳥も素晴らしい。そして、数点ある彩色画が第2展示室への期待感を高めてくれます。

そして第2展示室。「動植綵絵」は宮内庁に寄贈されたもの(現在は三の丸尚蔵館蔵)30点が里帰りし、相国寺蔵の「釈迦三尊像」と合わせて展示されています。私は「釈迦三尊像」の凄さはよく分からなかったです。一方、「動植綵絵」には大感動。若冲では「鶏」を描いた絵が有名ですが、全ての作品で、大胆な構図、緻密な描写、鮮やかな色使いが見事。やっぱり、目の前で見るホンモノの迫力は凄いです。しかし、鳥や花以外にも、虫・魚・貝など色んなモチーフを描いていたとは露知らず。

さて、私が気に入った作品の第一次ノミネートは、内容別に区分すると、

  「群鶏図」「南天雄鶏図」「紫陽花双鶏図」
  「梅花皓月図」「薔薇小禽図」
  「池辺群虫図」「芍薬群蝶図」

などです。

その中で、「群鶏図」「梅花皓月図」「池辺群虫図」をベスト3としましょう。「群鶏図」は恐らく多くの人が素晴らしいと評価されるでしょうが、華麗にして迫力あり。こんな絵は見たことがありません。「梅花皓月図」は見た瞬間にため息が出ました。梅が雪のようにきらめいている感じでしょうか。図録などではこの美しさは分かりません。蛙や虫たちがたくさん描かれている「池辺群虫図」は、うちの子供たちが見ても大喜びするやろなあ。

それにしても、会場内は熱気ムンムンで見るのが大変でした。第2展示室は自由に見ることができたのですが、左回りの列と右回りの列がぶつかったり、人気のある作品ではなかなか前に近づけなかったりで、これは善し悪しがありますね。ただ、誘導などに関しては十分な人数が確保されており、この点は良かったと思います。

結局、入館してから出てくるまでにも1時間以上かかり、出社したときには昼休みがとっくに終わっていました。仕方なく、夜は残業・残業。。。疲れましたが、久々の展覧会を大いに堪能しました。

伊藤若冲『動植綵絵』人気投票というページで全作品を見ることができます。