第7回坊っちゃん文学賞で大賞を受賞した表題作「卵の緒」が素晴らしい。これは◎!書き下ろし中編小説「7’s blood」もなかなか良いのですが、こちらは○’~○くらいかな。 瀬尾作品では1つ前に読んだ「優しい音楽」よりも高く評価します。
「卵の緒」に出てくる、人望あるクラスリーダーでありながら気高き不登校生となった池内君。余裕綽々でいいですねえ。宮部みゆきさんの「我らが隣人の犯罪」-”サボテンの花”に出てきたクラスのリーダーの少年と雰囲気が似ていました。うーん、彼の名前が出てこない!ゆきうさぎさん、誰でしたっけ?教えてー。
主人公・育生のお母さんがほんとカッコイイ。明るく元気でカラッとした優しさも最高。お母さんが好きな朝ちゃんも不思議な人で面白いです。ラストの1行が温かくて優しくてgood!
「7’s blood」は七子・七生の不思議な姉弟の物語。七子の同級生で1学年ダブったらしい島津君が良い味。この物語でもお母さんが素晴らしいです。なぜ亡き夫の愛人の子供を預かろうとしたのか。七子がそれに気付いたとき・・・。ここが絶妙。姉弟が贈ろうとしたケーキとカバンも泣かせます。七生、君はいい子だね。
両作品ともサブキャラが素晴らしかったですね。
************ Amazon より ************
内容(「MARC」データベースより)
捨て子だと思っている小学校4年生の育生、妙ちきりんな母親、そのとぼけたボーイフレンド、不登校の同級生、血の繋がらない親子を軸に、「家族」を軽やかなタッチで描く。坊ちゃん文学賞大賞受賞作に書き下ろし1編を収録。
担当編集者からのコメント
「僕はすっかり、この作品のファンになってしまった」……これは、坊っちゃん文学賞の選考委員のひとり、高橋源一郎さんの選評です。それほど魅力にあふれた作品だったのです。
「僕は捨て子だ。」から始まるこの物語は、そう思ってる小学生の育生と、元気な母さん、ときどき訪ねてくる母さんのボーイフレンド朝ちゃん。不登校になっている育生の同級生池内君のお話。当たり前のように家族ではいられない関係を、育生の目を通して語ります。ふたりは元気に、ユニークな家族をつくっていくのです。この母さんが、いかにキュートか。(以下、省略)
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◎参考ブログ:
”ゆきうさぎさん” ♪ウサギ・動物・花・写真・絵・本・・・・♪
”よしさん” *Happy Light*
”ざれこさん” 本を読む女。改訂版
”そらさん” 日だまりで読書(2008-7-9追加)
”苗坊さん” 苗坊の読書日記(2008-7-9追加)
