序盤、喜八郎と秀弥(四代目)がいる作品にしてはもうひとつという感じがして65点。伊勢屋(実は私の”お気に入り”サブキャラ)が存在感を示して75点。前作で喜八郎にこてんぱんにやられた笠倉屋が生きているあかしを見せて80点。
ラストは残りページが少なくなってきて、最近の一力作品では時々ある”時間切れ”or”パタパタとした事件解決”かと危惧したら、あらー、予想外のオチでした。良い意味でだまされたこと&喜八郎と秀弥がようやく良い感じになってきたことを祝して85点。しかし、喜八郎と秀弥、伊勢屋、笠倉屋、清次郎とおゆき、秋山といった素晴らしい素材(人材)揃いの割には彼らが十分に生かされたとはいえないこと、焼き物をめぐる謀りごとのスケールが大きそうに見えて今ひとつだったことでマイナス5点。で、結局80点に落ち着きました。
初登場のおまき坊はgood!
5編の中では「赤絵の桜」「逃げ水」「初雪だるま」が良かったですが、もうちょっと中身のどっしりとした骨太の物語を読みたかったところです。
