
オペラ座の怪人(映画)
★★★★:80点
前売りチケットを購入したものの未見だったオペラ座の怪人(映画)をようやく見てきました。
以前に見た「劇団四季」の舞台と大筋は同じようでしたが、それだけにやや目新しさ・新鮮さに欠け、途中ちょっと時間が長く感じられました。
トータルの評価は大感動した舞台(90点~95点!)には及びませんでしたね。
しかし、アンドリュー・ロイド=ウェバーの音楽はやっぱり最高!
名曲の数々はずっと聴いていたいほどでした。
冒頭、シャンデリアが点灯され上昇していくと共にオペラ座が往古の美しい姿に蘇っていくシーンは、映画ならではの表現で迫力があり非常に美しかったです。ですが、このシーンを予告編や雑誌付録のDVDで何度か見ていたためか、初見のインパクトはなかったです。こちらの見方の問題ですがちょっと惜しかったなあ・・・。
ファントムがオペラ座の地下に潜んだ理由やクリスティーヌとラウルのその後など、舞台では詳しく語られることがなかったエピソードが描かれていたので全体の理解は深まりました。これは良かったです。
舞台裏の狭い場所に人があふれ、入れ替わり、熱気ムンムンな様子や多くの人がからむ群像シーンはさすがに映画ならではの迫力あり。
ラスト、墓地に置かれていた赤い薔薇も印象的でした。
私が見た四季版のファントムはオペラチックで歌唱力重視だったのに比べ、映画版のファントムは演技力重視だったような気がします。まあこれは舞台と映画(アップなどがある)の特性の違いもあるのでしょう。ジェラルド・バトラーの歌声はややしゃがれ声で高音部はちょっと苦しかったか・・・(確かにロック調ではありました)。でも、歌声の違和感は次第に少なくなっていきました。終盤のポイント・オブ・ノー・リターンの熱唱とクリスティーヌに寄せる想いの表現は素晴らしかったです。
エミー・ロッサムのクリスティーヌはなかなかgood!大健闘でしょう。
舞台を見たことがある人にとっては、映画ではもう少し異なった描き方やシーンがあった方がより印象的になったのでは?
ちょっとテイストが似すぎていたような気がしました。
色々と注文はつけましたが、建物のセットなども素晴らしく観る価値は十分にあり!