看守眼(新潮社)★★★☆:70点
最近読んだ横山作品では「真相」「影踏み」よりは上で、まずは合格点といった評価です。
過去の名作群に比べると全然物足りないですが、全打席長打はあり得ないでしょうし、単打でも良しとしましょう。
全6編の中では「静かな家」がベスト。「看守眼」「午前五時の侵入者」が合格レベル。
新聞社内部が題材の「静かな家」。電子編集の描写も興味深く、また、あの「クライマーズ・ハイ」と似た味わいもあって面白かったです。
短編(中編?)なので軽めなのは仕方ないですが、殺人事件の謎解き部分はうまい!と思いました。殺人事件のアリバイ作りに利用されたことに気づくあたりの描写はgood!伏線もきちんと張ってあり、この点も申し分なし。
「看守眼」は、近藤からの「一夜を供にした仲だからな」という照れながらの電話と間際になって送られてきた回想手記が印象的。
「午前五時の侵入者」は、間接部門であっても警察内部が舞台になったときの横山作品は面白いことを再認識しました。
参考ブログ
diary私の思うこと
tetuyaのホームページ