いすみの子どもの笑顔 千葉県いすみ市の児童養護施設 拡大写真 元気に泳ぐこいのぼりと子供たち=千葉県いすみ市の児童養護施設、子山ホーム(写真:産経新聞)  【羽成哲郎のぴーなっつ通信】

 4月24日(火) 初夏を思わせる陽気に遠出した。JR外房線の大原駅へ。

 産経新聞千葉総局が4月13日、県庁で児童養護施設などにこいのぼりを寄贈した。そのうち、いすみ市にある子山ホームの森田雄司園長(59)の熱心な話しぶりが印象に残っていた。写真を送ってくれたので出かけることに。

 道すがら、すれ違った中学生たちが元気に声をかけてくる。

 「こんにちは~」

 コンビニエンスストアがない。ウグイスとカエルの合唱…。時間がゆったりだ。大原駅から20分ほど。太平洋を望む丘の上にある今の建物は昭和45年にできた。虐待や親の病気などで暮らすことになった3歳から19歳までの64人。

 森田園長はこう憂う。

 「子供たちの現状が今の日本を象徴しています。子供の問題に焦点をあてていかないと日本の未来はありません」

 事務室に女の子の元気なあいさつが響く。3歳の男の子は職員の足にしがみついて甘えている。

 主任保育士の山田洋子さんは、ある子のことを笑顔で振り返った。

 「つらかった日も無駄じゃなかった」

 水を廊下にまいたり、電子レンジを倒したり…。ホームを飛び出したこともあった。追いかけて「それでもあなたを見捨てない」と言い聞かせた。「死ね」としか書かれてなかった手紙に「好き」と記されるようになった。

 ひとりの保育士が6人と寝食を共にする。

 「人がもう少しいるといいんですけど」

 最近は意思疎通が図りにくい発達障害への理解不足から虐待に至るケースもあるという。手をさしのべるべき子供が増えている。社会福祉の現場は、たくましくて使命感に燃える人たちに支えられていた。      (羽成哲郎)

【関連記事】
被災地の特養は今…かつての診療所で再開
虐待を防げ!広がる「子どもシェルター」4月には京都にも
被災地の子供が体力低下 運動場不足と被爆警戒で
介護報酬改定 「24時間サービス」など創設
13日の金曜日「ジェイソン」がランドセルプレゼント
闇に走る稲妻 海渡る爆発音

「この記事の著作権は 産経新聞 に帰属します。」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120503-00000510-san-soci



【送料無料】教えて、のばす!発達障害をかかえた子ども

【送料無料】教えて、のばす!発達障害をかかえた子ども
価格:1,260(税込、送料別)