長いこと寝かせてしまいました。

 

今度上の息子(9歳、重度知的障害・てんかん・慢性腎不全)が、同じ学区の

普通校にお邪魔し、一緒に授業を行うという支援籍学習というものに参加するので、

少し考えていることを書いておこうかと思います。

 

それは参加するにあたり、クラスの子どもに

「息子の障害について、どこまでをどのように話すべきか。」

というものです。

子供たちは息子を見れば自分たちとは何かが違う、いったいこの子は何なのだろうか、

なぜ違うのだろうか、といった疑問を持つと思います。

 

担任の先生は、アウティングのようになってしまう事を心配して、事前に障害等について

子どもたちに細かい話はしていないでしょう。「障害があるかないかは関係ない。」という

スタンスから、わざわざ話をしなくても良いと思っているかもしれません。現に打ち合わせ

でもそのような話にはなりませんでした。

 

しかし、子どもにとって

「自分たちとは違う存在。それはわかるけど、なぜ違うのかがわからない。理解できない。」

という状態では、どう息子に対応するべきなのかも分からず不安なるでしょう。

そして最悪の場合、それが恐怖に置き換わるかもしれません。

 

「よくわからない存在」はそれだけで不安や恐怖の対象になりえます。

そういう点で、私は息子の障害について、ある程度具体的に話すべきなのではないかと

考えているのですが、果たして…という思いもあります。

 

社会生活は多様な存在と一緒に行っています。障害に限らず、相手がどういう

存在なのかが分からないと警戒し、不安になり、恐怖を覚えることもあります。

だからこそ、他者に知ってもらう場や努力が必要だし、逆に相手を知ろうとする必要も

あるのではないかと考えています。

 

支援籍は年度内で3回を予定しています。この回数ででどうこうなるとは思っていませんが、

地域の中にこういう存在もいるんだという事を伝えられたらとも思っています。

 

よくわからない話になってしまいました。では。