線路に降りてしまった障害者(児?)が動画で晒された件です。

 

あの時の親御さんはどのような気持ちだったのだろうと考えると、

かなりきついです。

 

子どもの命が危ない。何とか危険な場所から引き離さなければならない。

その一心で線路に降りたのでしょう。自分の危険も顧みずに。

 

そして、安全な場所に移動できた後に来るのは、少しの安心感と

強烈な申し訳なさだと推測します。自分がついていながら…と。

 

決して「障害があるから」という事で済まそうというのではありません。

繰り返しになりますが、自分がついていながらと振り返り、責任があると

考えているでしょう。私も何かしらのミスはあったと思います。

 

ただ動画で晒す行為は必要ないでしょう。

 

この出来事は他者を煽る、駆り立てるようなコメントをつけて晒され、

不特定多数の人から攻撃されるべきものでしょうか。

 

今までも必死にケアをしながら外出をしていたと思います。

しかし今回は何らかのミスで命の危険に直面し、

その上他者に迷惑をかけてしまった。

 

それだけでも今後は今まで通りの行動できないでしょう。、

「電車に乗る=恐怖」になってしまったのではないでしょうか。

 

この件を他人事ととらえることはできません。

 

障害児を連れていると、どんなに気をつけても予想だにしないような

アクシデントやミスが起きます。

それを知らぬ間に晒され、強い言葉を浴びせられるかもしれない。

 

そう考えると、「普通のことをする」のさえ怖くなってきます。

大人しく人のいないところで、迷惑をかけないことだけを考えて

育てた方がよいのでしょうか。

 

そんな悲しいことも考えてしまう出来事でした。

 

きついですね。