コロナや仕事もあって、数年ぶりにGW序盤に義実家へ。
妻子だけでの帰省は数度あったが、それからも1年以上ぶりなので義両親共に上息子の
成長に驚き、下息子の頑張りを褒めてさんざん甘やかしてくれた。
ただ、お義父さんは、
「上息子出生時の産婦人科の対応が納得いかない。本来こんな苦労しなかった。」
「腎臓が悪いなら移植はどうなんだ。」
と言い出すのが毎回の恒例となっていて、今回も同様だった。
私自身、お義父さんのいうような考えをもったことはある。あの時もっとこうしてくれればとか、
なぜしてくれなかったんだとか、思うことは一つや二つではない。忘れているわけでない。
ただ、ある程度はその部分を消化したうえで、今何とか子育てしている。
出産後、妻は自分を責めていた。一人目のこともあったし、もう少し何かできたかも
という思いがあったようで、取り戻すかのようにNICUへと足を運んでいた。
幸せいっぱいで、すべてがうまくいった出産ではなかった。だから、帰省のたびにこの話で
記憶と感情が呼び戻されてしまい、気持ちが落ちてしまうのではないかという危惧がある。
そして、これを私がいない際にも妻に言っていたらと思うと余計だ。
娘(妻)と子どものことを大切に思ってくれているからこそ、お義父さんも悔しくて、何度も
この話をしてしまうという事はわかっている。
とはいえ、今を必死、未来のために必死である。取り返せない過去に妻(と私)を
連れ戻さないでくれればと切に願う。