このブログ、子育てにおける備忘録として活用することにしたわけだが、

そうなるとスタートは第一子から始めるべきかなと。

 

第一子は結婚してから2年目に授かりました。とにかく初めてのことだらけ

なので、毎回病院に付き添って一緒に話を聞いたり、事前に質問内容を

決めたりしていました。

 

順調に経過し、6か月を迎えたある日、仕事中に急に妻からの電話。

一区切りつけてから電話すると、

 

「赤ちゃんの心臓、動いてないって。」

 

と、泣きながら、でも努めて静かな声で…

 

朝急に異常を感じたため病院に行ったところ、検査で分かったらしい。

胎内で臍帯(へその緒)がねじれ(臍帯過捻転というそうです)、胎盤から

胎児に血液が供給されなくなってしまったことが原因であるとの説明

されたそう。

 

その電話を受け、即退社して妻と顔を合わせた瞬間に二人で号泣。

その後病院へ行き、その後の処置についての説明を受け、通常の

出産と同じように分娩しなければならないと説明を受けました。

しかも、それまでに数日かけて体を調整する処置も必要であることも

伝えられ、入院管理ではなく、自宅で経過を見ていくことになりました。

 

正直言うと、この数日は二人とも相当きつかったです。お腹に失われた

命がいるという状況。何もどうすることもできないというきつさは尋常では

ありませんでした。

 

数日後の朝方、陣痛のような痛みが妻を襲い、病院へ直行。出産?と

なりました。本来立ち会う予定でしたが、それはかなわず。私は待つこと

しかできなかった私は、出産時に妻がどう感じたのかをいまだに聞けて

いません。妻は、正常に出産したご家族のうれしそうな声や、赤ちゃんの

鳴き声などを耳にすることがめちゃくちゃきつかったと言っていました。

 

生まれた赤ちゃんとは妻が入院した部屋で対面。体の大部分は不完全

ながら形成されいましたが、触れることはできませんでした。

 

その後火葬の手配などを進め退院の日を迎えました。大人一人で運べる

位の小さな棺に入れられお別れ。その時には名前を付けていたので、皆が

何度も何度もその名前を呼んでお別れした記憶があります。

 

想像もしないことで突然命が失われてしまう。これは妊娠・出産に限らず、

誰にでも起こりうること。最善なことをして順調であったとしても、それが

まったく思いもよらないことで崩れてしまう。そんなことを強く感じました。

 

第一子についてのお話はこのぐらいでしょうか。明日以降は第二子の

お話中心になると思われます。

 

それでは。