こんにちは、さっきはれて退院したヒロです。17日ぶりのの外の空気は美味しい!思いっきり低気圧の中ですが、外気がヒヤッとして過ごしやすさに感謝です!

 
 
 
 
さて、私は入院患者の中でも一番若く、おばあちゃん世代の患者さんたちにはよく「若いから治りが早くていいね〜」と毎日言われてましたaha
 
 
 
 
 
それは「ごもっとも!」すぎてなんの反論もできなかったのですが、私が集中治療室(ICU)の看護師時代に看てきた患者さんで"治りが早い方に共通すること"がありました。それはなんだと思いますか?
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
それは、「感謝の言葉を多く口にする」です。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
そんなに特別なことではなかったかも知れませんが、「ありがとう」とよく口にする方とそうでない方の回復の仕方というのが明らかに違うのです。科学的根拠があるかどうかは分かりません。年齢も疾患も違うのでそもそも比べようがありませんが、なんというかその患者さんを取り巻くオーラがいいことが影響していると思います。
 
 
 
 
 
 
ありがとう」って意識的に言ったことはありますか?つまり周りに意識的に感謝するということです。私が心底感謝したのは、ワーホリ中地獄を見て生きていることに感謝した時と手術が無事成功し目を覚ましたとき。森羅万象に対しもしくは自分以外の人に対して、その時心から本気で感謝したのでした。どちらも究極の状況下ですけどaha
 
 
 
 
 
 
 
そんな私がICUにいたとき、90過ぎのおばあさんが心不全で入室していました。そのおばあさんは少し動くだけでも酸素が足りなくなるので、酸素カニューラをしていました。身体も相当きつかったと思います。でも、看護師が何かをするたびに神様に向かってお礼を言うように、手を合わせ笑顔で朗らかに「ありがとう」というのです。も〜なんというでしょうか?すごくいいオーラを放っていたのです。そのおばあさんのオーラは私たちも優しく包んでいきました。もちろん看護師たちからも人気。受け持ちが楽しみになるくらい。もちろん私たちも全力でサポートしていました。医療スタッフみんな心から「治れ〜」って思ってたのです。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ある日、休み明けで出勤するとそのおばあさんはいなくなっていました。びっくりしますよね。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
もちろんICUを出て病棟に移ったということなので喜ばしいことです。でも、やはり不思議だったのが治療が順調にいったこと。その年でICUに入ると合併症を併発したり、活動量が落ちて認知に影響が出たりするリスクも高くなるのですが、特に何事もなく経過したのです。たまたまかも知れません。でも明らかにそのおばあさんの対応が私たちを一生懸命サポートさせたい気持ちにさせたのは間違いありません。
 
 
 
 
 
 
 
治療とは患者さんと医療者(チーム医療)の相乗効果とも言えます。
他人に感謝を伝えるということは、お互いに良い影響を与え合うことに他ならないということです。もし、身近に治療中もしくは入院間近の方がいたら教えてあげてください!効果は抜群です。
 
 
 
 
 
 
 
 
私も退院時は心から感謝して去りました。自分も気持ちよく退院することができたと思います。
 
 
 
 
 
 
 
さ〜て、退院直後の昼ご飯は何食べよう?