銀河へ行こう!
ブースカをきちんとレビューするのは初めてです。
この作品はいろんな意味で初代ウルトラマンの兄弟作品ですので、テーマはウルトラマンに分類することにします。
七夕ネタなので昨夜書くはずだったんですが書きながら寝てしまいました。
ちなみに昭和42年7月5日放送。44年前ですね…
一般に「織姫と彦星」というと昔の中国風の衣装の二人を想像しますが、このお話で七夕について説明される時の二人は、(当時で言う)今時の男女、しかも宇宙人(考えてみれば当然ですが)という描写で意表を突かれてしまいます。おまけに「仲良くなって働かなくなった」という部分ではゴーゴーダンス!!(で、いいのでしょうか…)
この時かかる音楽は、ウルトラマン「まぼろしの雪山」でロッジ内でかかっているのと同じ曲でした。
そして、短冊をつるす子供たちに
「こんな竹の葉っぱにぶらさげたものが宇宙にまで届くとほんとうに思ってんの!?届きゃしないよ」
とあまりにもひどいことを言うチャメゴン。
じゃあどうすればいいのか、と聞かれて
「みんなの願い事をカプセルにつめて、天の川まで持ってけばいいんだよ」
この時のブースカは浴衣を着ています。あまりアップでは映らないのですがこれがまた萌え萌えです。
で、本当に天の川までやってきたブースカとチャメゴン。
チャメゴンは宇宙出身なので生身のまま、ブースカは地球怪獣というか快獣なので酸素ボンベ使用。(ボンベだけ?宇宙服はいらないの??)
ところが牽牛には会えたものの、織姫は地球征服を狙うカボチャ星人にさらわれて地球に向かったという。
いそいで地球に戻る二人。地球に戻り、カボチャ星人と対決する二人。
非常にコミカルな展開でありながら、きっちりヒーローものになっているというのが実に楽しい!
最後にはカボチャ星人を退治して、願い事を牽牛と織姫に渡すことができたというハッピーエンドです。
ただ単に優しいお話というだけでなく、突拍子もない発想とそれを楽しく展開してしまう妙なスケールの大きさが「快獣ブースカ」の醍醐味です。単品販売もしてなければレンタルもしていませんのでぜひみなさんDVD-BOXを買って下さい。10年前の商品ですが。