4月13日は俺の誕生日だぁ!
…という諸星あたるのセリフが出てくる、うる星やつら89話「はっぴいバースデーマイダーリン」。
83年4月20日に放送されたのですが、ストーリーの内容から言っても4/13に放送するつもりで、特番か何かで1週ずれたと考えられます。
そして今年の4/13と4/20も水曜日。すなわち、2011年と1983年は曜日が同じというわけです。
「うる星やつら」のおもしろさ、それは学園ものもホームドラマもSFも、そしてもちろんギャグも、世界観はそのままであらゆるジャンルを展開しうる懐の広さに魅力的なたくさんのキャラクターがのっかっているところではないかと思います。
長期作品で製作体制にもいろいろ動きがありましたが、やはり本家本元?の遠藤麻未さんが作画監督をやっている回が一番絵が安定していてカワイイというより美しいです。81年秋から始まったこの番組も、82年後半から83年前半あたりが絶好調だったのではないかと思います。その後83年暮れあたりからクォリティが落ち始めます。クリィミーマミにスタッフを取られちゃったんでしょうか…?
お話そのものは、知っている人には説明不要でしょう。知らない人は…うる星やつらは一種のシチュエーションコメディなので、登場人物のことをわかっていないとサッパリかと思います。普段のドタバタが楽しいからこそ、たまにこういうホロリとくるエピソードが光ってくるのですが、大人になってから見るとこういうエピソードは見ててつらいです、いろんな意味で。やっぱりうる星キャラたちには楽しく走り回っててほしいなと。
ところで…
こーゆーふーに、一人ずつの配置って漫画とかテレビでしか見たことありません。
私は小中高と2人ずつ机を並べる方式の学校でした。地方による差異でしょうか??
うる星やつらでよく見かけるのが、面堂が通信機を取り出して「終太郎だ」。
「通信機を携帯する」というのが金持ちの象徴だったわけですが、今では誰でも携帯電話で同じようなことはできてしまうので、この描写で「金持ちですよ」という表現にはならなくなっちゃいましたね。