小説「永遠の0(ゼロ)」 | きびだんごのひとりごと

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読書の秋ということで、今日読み終えた本を紹介します。




9月27日のブログで紹介した「海賊とよばれた男(上)(下)」の


作者でもある百田尚樹(ひゃくたなおき)さんの小説家としての


デビュー作である「永遠の0(ゼロ)」


累計100万部突破の長編戦争小説です。



きびだんごのひとりごと



百田尚樹さんはもともと放送作家で、関西では大人気の


朝日放送「探偵ナイトスクープ」にたずさっています。




この作品は、現代に生きるフリーライターの姉と、


司法試験に4年連続落ちている弟の2人が、


特攻隊で亡くなった祖母の最初の夫「宮部久蔵」について


調べるところから話が始まります。




最初「臆病者」と思われていた宮部の謎の部分が段々解明されながら、


太平洋戦争の実情や、兵士達を人間と思ってなかったエリート将校たち


のこと、愛する家族への思いなどを明らかにしながら、大どんでん返しの


ラストシーンまで一気に突き進みます。




きびだんごのひとりごと



あれだけ生きることにこだわっていた宮部がなぜ特攻で死んだのか?



読み終わった後、私は少し涙目になっていたのですが、


その後、心が洗われる様な感情が沸いてきました。


戦争とは何か、人間とは何かを考えさせられるすばらしい作品でした。




この小説は来年映画化が決まっています。


主人公の宮部久蔵をV6の岡田准一さん、宮部の孫を三浦春馬さん、


そして若い頃の祖母を井上真央さんが演じ、


監督は「ALWAYS 三丁目の夕日」の山崎貴さんです。



いまから楽しみです。