今日もジムでの練習で、トレーナーから構えについて指摘されました。
以前から言われている「アゴが上がる癖」です

ミットでの連打時や、シャドー・マススパー時によく現れる癖です
そして、両手の間に顔を置くようにして、体の軸を意識すると、構えがもっと安定するとアドバイスして頂きました。

上体がふらついてフォームが安定していないことを気にしていたのでありがたかったです


兵法者武蔵の教えに有構無構 (うこうむこう)があります。
構えあって構えなし」、つまり
構えはあるけれど、その構えにとらわれてはならない、ということです。

武蔵の時代、剣術は戦場から離れ、戦闘術として実践性を離れ形式化が進みました。

そして剣に精神性や理論が求められていきました。 
その結果、太刀の構えなどの形を重視し、 構えそれ自体に意味づけをして、数多くの形を身に付けるような流派が生まれていきました。

武蔵は、兵法書で「五方の搆え」を説いています。
しかし基本的な考え方は、「実戦においては、構えなど、どうでもいい」ということです。

「まず(何よりも)、太刀を手に取っては、どのようにしてでも敵を切るのだ、という心持である。もし(仮に)、敵の切ってくる太刀を、受ける、張る、当る、粘る、触る、などと云うことがあっても、それはすべて、敵を切るためのものだ、と心得るべきである。

 受けると思い、張ると思い、当ると思い、粘ると思い、触ると思うと、そのことによって、切ることが不十分になるであろう。何ごとも敵を切るためだと思うことが肝要である。よくよく吟味すべし。」
(ネットから現代語訳の転記です)

もともと構えは防御の姿勢で、構えるとどうしても後手になってしまいます。

太刀の構えは、敵を切り殺すためのもので、構えそれじたいに意味はない。
つまり、構えは「相手を斬る」目的のための手段に過ぎません

構えを含む形式にこだわっていると、「先手をとって相手を斬ることができない」、という戦場の実際論が、武蔵の本旨です。

ボクシングでの構えは、強いパンチを打つための基本です
この基本形を、これからも練習し完全に習得していきます
そして、もっとパンチ力を上げていきます