少年志願兵は免れまし足を切り落とした傷により、高熱にN少年は苦しみました。
医者も呼べない状態で、何度も生死の堺を彷徨いましたがなんとか一命をとりとめる事が出来ました。
しかし、待っていたのは・・・・
「非国民」
そして当時の勤め先の権力者より母親や妹、そしてN少年は幽閉され、村人からは石を投げ付けられる仕打ちを受けました。
獄中の中、村人が投げた石が妹の頭に当たり亡くなり、母親もショックの為自殺をしてしまいました。
権力者は「当然」と言う顔であざ笑います。
N少年は
「こんなになるなら死んだ方がましだ・・」
そう思った時・・・
空襲です。
牢は壊されあれだけ死を望んでいたN少年は必死で逃げ回りました。
気を失い気がついた時には・・・何もかもなくなった焼け野原・・・・
そんなN少年も戦地で知り合った人の養子になり大人になり仕事も家庭も持ち、
孫も生まれ幸せに晩年を迎えようとしていました。
ところがある日、幸せを壊す出来事が起きました。