こんにちは^_^





ピアノのレッスンを進めていく際に

レベルに合わせながら


楽譜全体から読み取る力を

(いつのまにか)身につけていた


という状態に導くようにしています


音を聴くだけでは受け取れない情報や

作曲家から伝えたいこと

どのように演奏して欲しいか


ということが記されているからです


それと関連する文章をイギリスの

ピアノ教育者の先生

Fanny Waterman氏の

著者『若きピアニストへ』より

抜粋しておきます





    

作曲家が作品を書く場合,
音符だけでなく,その曲をどう弾くかという
手がかりを示してくれます。

音楽性のあるピアニストは,音楽の"探偵"
であって,こうした手がかりをすべて見つけることができるものです。

まず第一の手がかりは,
よく見逃されてしまうのですが,
"タイトル"です。

私は音楽祭で何度か審査をしてきましたが,
参加している人で,
自分の弾いている曲の
タイトルを知らなかった人が
何人かいたのには,
がっかりしたものです。

タイトルを知っていても
例えばマズルカだったとすると
そのマズルカというのが何なのか
どういう特徴を持っているのか
知らないのです。

ですから若いピアニストには
タイトルやテンポ表示
調号や拍子記号,強弱記号,
フレーズマークにアクセントや静止
【これは音と同じくらい大切なもの】
あらゆるものに含まれる基本的な手がかりを
全部探すことを教えなければなりません。

作曲家の指示に従うことが
いかに重要であるか
そしてその一つでも無視したら
それは音楽上の罪になるということを
みんな知っておく必要があります。…

抜粋:若きピアニストへ/Fanny Waterman

石井史子 訳/ショパン








出逢えた皆様に

ありがとうございます♪♪♪