こんにちは^_^





音楽の表現とは?

どのように演奏で表現すれば

伝わる音楽になるのでしょう


ここにヒントになるように

「楽譜を読むチカラ』より

記しておきます




私たちは音楽を聴くとき,楽器の音を
聴いているのではなく,
音楽と身体のそれぞれの緊張関係を
経験しているのです。
緊張感のある演奏では気を抜くことなど
できません。

そこに演奏者のはっきりとした意志が感じられるからです。
ネイガウス(ピアニスト,音楽教師)
演奏意思」といっています。

この言葉からアルトゥール・ショーペンハウアー(ドイツの哲学者)
「意思と表象の世界」を連想する人も
おられるでしょう。

演奏者にはこれらふたつのことが
必要とされます。つまり表象(イメージ)
することによって,音楽の構造を認識して
体験することと,表現する意思とを
結びつけることです。

表現する意思というものがなければ,
音楽は楽しいだけの
知的なビー玉遊びのようなもので
聴者にただの音を提供するに
すぎません。

また構造というものがなければ,
音楽は演奏者の自己アピールに
とどまってしまうでしょう。

表現というのは決して気まぐれであっては
いけません。音楽の構造を浮き上がらせ,
その意味を明確にしなくてはなりません。

もし音楽に質問することができるなら,
何をどの程度表現したらよいのか,
さらにはその理由を
聞いてみたいものです。

音楽に問いかけてみましょう。

ここで何をするべきか,
どうしてそうなのか。
何をしたらよいのかは,
構造から何をどの程度表現すればよいかを
考えればわかるのです。

抜粋: 楽譜を読むチカラ

ゲルハルト・マンテル 著/久保田慶一 訳

音楽之友社










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