こんにちは^_^





曲に表現を加えるときは

常に次はどう表現する?

という緊張感と

隣り合わせになっています


少し気を抜くと

何の表現もできずに

通り過ぎていってしまいますね





表現は緊張のせめぎあいです。
ここでもどのような問いかけができるかで
成否が決まります。

どこで緊張が高まり下がるのか。
それはどのように変化し、
どんな曲線を描くのか、
フレーズやモチーフにはどんな音程で
含まれているのか。

時間や期待度によって
緊張もさまざまです。

突然の変化、反復、切迫、期待、強弱、
アタック、持続、ディミヌエンド、
ヴィブラート、テンポなど、
緊張のタイプもさまざまです。

緊張はひとつのフレーズやそれどころか
ひとつの音の中でも変化します。

すべての演奏パラメーターは、
このような変化する緊張のパラメーターと見なすことができるでしょう。

緊張が変化するところでは
注意も喚起されます。
聴者は緊張の変化にくぎ付けになります。

この緊張感は
推理小説を読んでいるときの緊張に
匹敵します。

犯人がだれなのかを、
だれもが知りたいからです。

緊張の変化は時間の経過の中で起きます。
「今」という時間が
どれくらい長く感じられるでしょうか。

長く感じられる方が、
短く感じられるときよりも、
緊張は強いでしょう。

そして長い緊張と短い緊張が
交代することで、
緊張感のコントラストが
生み出されるのです。

抜粋: 楽譜を読むチカラ
ゲルハルト・マンテル 著/久保田慶一 訳
音楽之友社










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