
近頃各地で消防団員確保に向けて様々な活動を行ってきていますが、その中でずっと反対してきている事が再び動き始めている。それは、各企業から消防団員を出してもらい、その数に応じて入札制度を優遇する。これは端から見るとありがたい制度かもしれない。しかし、私は逆に危険視している。なぜなら人のいる所から出してもらえたらそんなに助かる事はない。しかし、どこの現場を見ても常に必死に活動しているのは地元の小さな業者である。特典を付けるから従業員を出してくれ。果たしてそれが本当のボランティアと言えるのだろうか?そんな事をしたら小規模の企業は小さな入札しか取れなくなる。大型ショッピングモールは便利だからと言って小さなお店の価値を切り捨てる。それとなんら変わらない。団員確保は大変だからとりあえず沢山いる所に目をつけエサで釣る方式。地道な努力をしないで最短を選ぶ方法は必ず後でトラブルが起こる。大手建設会社から従業員を出してもらえた場合、単純な火災ならまだしも、台風・集中豪雨などの被害が起こった際にはその団員達は違う現場に行かなくてはならない事。役場などの職員も同じ。震災時がいい例ですが被災地外の職員達は役場に待機し状況確認。もしも火事があっても対応は難しい。消防団員現役、OBなどが行脚してしっかりと企業や一般家庭にお願いに行く。今を守る団員達には今の自分達の居場所、環境を楽しむ事を考え伝統を必死に守ろうという熱意は残念ながら感じられない。政府にはお金がかかってもテレビCMをやっていただきたい。身体を張らなければ出来ない危険なボランティア。だからこそ一人でも多くの団員を募集。まず必死に探し引き付ける何かをアピールし、自ら入団を選択してくれる人を期待し、動けるOBに最大限協力いただき環境を整え、それでもダメならその時に考えればいい。エサで釣るにはまだ時期が早い。その為の広報活動が先!私はそう思います。群馬県消防協会ならびに日本消防協会。待っていても団員は増えませんよ。

