ニュースを見ると昨日10日は富士山静岡県側ルートが山開き。
1日の山梨県側ルートに続いての山開きです。
山梨県側が入山規制を実施したことからか、
静岡側に登山者が押し寄せているようですが、
せっかくの日なのに午後から天候が悪化。
断念した人も多かった様です。
やっぱり富士山は日本一の山。
近くに居るうちに一度は登ってみたい。
でも一緒に登ってくれそうな人もなく、
なかなか実現出来ずにいました。
時は7年前。2017年の丁度今頃。
勤務先で同僚との雑談の中、
何気なく「東京に居るうちに、富士山登りたいな〜。」と、
軽い気持ちで発した一言に、
周りが口を揃えて
「無理無理!」「死ぬよ!」「周りに迷惑!」などなど…。
浴びせられた罵詈雑言のなか、
ここでおじいの悪いクセ。
見てろよ!絶対に登ってやる!と、
意地になってしまい…、
よし、登ろう! 見ていろよ!!
この時おじいも、もう55歳になるし、これから足腰もどんどん衰えて来るだろうし、今しかない!
初めは5合目までバイクで向かい、
その日のうちに登頂、下山。なんていう事を描いていましたが、
ネットで口コミなど下調べを行うと…。
みんなの言う通り、確かに死んじゃうかも…。
ましておじい登山経験はほぼ0!
でも、今更断念はカッコ悪いし…。
探すと、あるじゃないですか!
富士山ガイド付き1泊ツアー。
それも初心者歓迎!!
(道中ガイドさんに、高尾山も登ったことない人は、
初心者以前の問題!と唖然とされましたが…。)
スケジュールは、朝新宿駅集合~お昼は富士宮口5合目~山小屋に1泊~登頂~下山~日帰り温泉で入浴+昼食。
これで当時1万円台前半!
早速お盆明けの土日で申し込んじゃいました。
で、当日までに、送られてきたパンフレットから、持っていないステッキ、トレッキングシューズ、膝サポーター等用具、
携帯酸素、おやつ等準備を進め…。
当日です。
無事、5合目到着。
お昼を済ませ、いよいよです。
ここでガイドさんから、登山の歩き方心得
「とにかく歩幅とペースは変えない。ルート上に岩など障害物があったら、無理しないで迂回。」
「携帯酸素は一瞬楽にはなるが、いつまでもあるわけじゃない。あとで苦しくなるから、なるべく使わない様に!」
とのこと。
心の準備は整いました。さて、出発です。
お昼食べる前にはいい天気だったのに、
なんか霧っぽくない?
これから向かう頂上方向、全く見えません。
でも少しづつ進んでいくと…
雲の上に出た様です。
早くも絶景です。
その後6合目、7合目…と休憩を取りながら少しづつ歩みを進め
アドバイスの通り歩幅を変えずに一歩一歩。
たまに少し大きな岩塊をよいしょと跨ぐだけでも息が切れてしましまいます。アドバイス、本当なんですね。
どんどん急坂になってきました。
途中休憩で、「甘いものを口にすると回復が早いですよ」と、
又アドバイス。
チョコレートを一個口に入れて…。
おぉ、何?この感覚??
全身に何かが駆け巡る、不思議な感覚!
1個のチョコレートの威力を見せつけられました。
元気が出たような気がします。
鳥居が見えてきました。
もしかして、あの先頂上?
…違うようです。
その後も眼下の雲海は見る度に形が変わり…
この写真で言うと、どのあたりまで登れたんでしょうか?
大分日も陰ってきました。
まだ次々と登ってくる方がいます。
もうすぐ今夜の宿泊地、9合目の山小屋に到着だと思います。
頑張りましょう。
続きます。