誰にも知られず、誰かの不幸を願い、
誰にも知られず、自らの死を願った。
結露でぼやけた窓越しの街を眺めながら。
美しい景色は秒針の音色に壊され、
この感情は言葉を残さず消えて行った。
誰にも知られず、誰かの不幸を願い、
誰にも知られず、自らの死を願った。
結露でぼやけた窓越しの街を眺めながら。
美しい景色は秒針の音色に壊され、
この感情は言葉を残さず消えて行った。
どれだけ考えても言葉が出てこない。納得のいく言葉が見つかっていた時に比べて、どんな気持ちの変化があるのかも分からないし、明日になってもこの感じが変わらないことも分かってる。一つ前も散々だった。迷っている自分には納得がいくのに、楽しい時間の後は自分が嫌いになるように、飽きの来ない世界が繰り返されてるような。綺麗な言葉と退屈な言葉、目にする時の光の加減や温度で変わると思うけど、どんな時でも寄り添うような言葉は絶対にあって。気がおかしくなった小説家や哲学者が遠い未来の一人を支えているように、今の大きな苦労も次の小さな幸せの塊になって、多分その時に自分は消えてるけど、消えた後に誰かが感動して涙するのを楽しみにしよう。
少し難しい話をはじめてしまうと心が離れてしまうから
簡単な言葉と笑顔で忘れてしまうのを待つ。
何度目かでもう終わりにしようって思っても
もがいた先に光は見えないので何度も繰り返す。