僕の読書ブームの火付け役は福岡空港で購入した落合さんの「采配」からでした。
「采配」以来の落合さんの著書ということで楽しみにしてました。
本作は27章あって、全てが論理的かつ合理的で、説得力があり、説明されたら当たり前のように聞こえるけど、説明されないとたどり着けないことばかりでした。
発見が多過ぎて、どうまとめようかと考えましたが、こちらも特に印象に残ったものを3つ選び抜いてみることにします。
1つ目
無死一二塁のバント処理の練習。
一死一二塁だと100点。
でもリスクと得失点差を考慮して、一死一三塁だと50点
と選択肢を広げて心理的に余裕を持つための練習。
100点を狙って悪送球して0点になるよりは、無闇にリスクを冒さずに、無理せずピンチを切り抜ける術を学ぶという練習意図。
2つ目
阪急の投手・稲葉光雄さんとのエピソード。
稲葉光雄さんのフォームのクセを見抜いて落合さんがホームランを打つ話から始まりますが、どうクセを見抜いたのかという話ではなく、稲葉さんがクセを見抜かれていたことを知っていたという話。
稲葉さんがフォームにクセがあると知っていて直さなかったのは、クセを直すことの反作用でカーブが曲がらなくなるよりは、クセがバレていても鋭いカーブを投げることを選択したから。
実際に打たれたのは落合さんからだけで、他の打者は抑えていて、「おまえだけと野球やっているわけではない」という稲葉さんの言葉が印象的。
クセというものはマイナス面だけでないこと、マイナスとマイナスでプラスになったりするので、指導者はそうした勉強もしておかねばならないという落合さんのまとめも即頷けるものでした。
う〜ん、長くなったので、この先をどうしようかと迷ってます(笑)ついつい熱が入ってきてしまうくらい面白かったのです。
褒め過ぎたので、最後はちょっと「ん!?」と思ったことを。
落合さんが、親会社が変わった球団が前の親会社時代のユニフォームを着ることに苦言を呈されていることについて。
これは認めて欲しいです( ; ; )
たまには公式戦で福岡ダイエーホークスのユニフォームを観たいよ。懐かしくなって嬉しくなるファンは多いよ。
以上です、最後はクレームで終わりましたが、とても面白かった。
他の野球選手の本はスラスラ読めるけど、落合さんのは深いから咀嚼して飲み込むのに時間がかかる。
周りの野球仲間は有能な監督はノムさんという人が多いけど、僕は即答で落合さんと答えます。憧れの秋山幸二さんと答えたいとこですがね。
自分が選手だったら落合監督はかなり怖い、冷静かつ正確に分析されてるし、考えが読めないからとても怖いけど、その実力は実績が証明してますから。
落合さんの時の強いドラゴンズが懐かしいです。