日本の財政赤字は天文学的数字となっている。
http://www.kh-web.org/fin/ 日本はこの
まま行けば、PIIGSの二の前となりうる。
孫子(まごこ)の代まで借金財政が続く
のである。財政赤字という点では、日本は
ギリシャと大差ない。債務残高のGDP比で
比較すると日本は200%近いのに比べて
ギリシャは100%強とむしろ日本の方が悪い。
決定的な違いは経常収支で見ると日本は黒字
であるがギリシャの場合はGDPの2倍の赤字
である。つまりギリシャの場合は海外から
の資金調達で成り立っているが、日本は国内
の貯蓄だけで財政赤字を賄って更にお釣りが
来るという状況である。しかし、日本は
いくら海外からの資金調達に頼っていないと
言っても少子化や老齢化の問題を考えると
貯蓄率が日増しに悪くなることは目に見えて
いる。このまま放置すれば、やはりギリシャ
の二の前になる事は火を見るより明らかと
言える。政府は現在、消費税率引き上げの
方向で財政赤字を是正しようとしているが
これは単なる一方法に過ぎない。
もっと根本から変える必要がある。
たとえ一時的には経済が後退しようと、緊縮
予算を組み収入にあった支出に変えていく必要
があるのではないか。赤字は罪悪という観念が、
現在の日本の官僚組織には全く無い。
普通の家計であったら、まず自分の財布の中身
以上の買い物はしない筈である。まず出血を
止めて、身の丈に合った予算を組むべきである。
子供手当など正に笑止千万である。政府は一体、
何を考えているのであろうか。国会議員の定数
是正、国家公務員数低減、天下りの禁止、簿外
予算の見直し、公益法人の低減、単年度会計の
撤廃などもっと根本的に先にやらねばならない
事が沢山あると思う。
そして、現在日本は未曾有の円高に産業界は
大変苦しんでいるにも関わらず何の手も打た
ない。日本は工業立国として加工貿易を生業
とし戦後の日本を支え、国の礎を築いて来た。
しかし、今その産業界が大変な苦しみを
味わっているにも関わらず、政府、日銀は
対策を打っていない。中小企業は正に塗炭
の苦しみである。このままいけば倒産する
企業が続出するし、尚一層海外へ逃げざる
を得ない。日本の国は工業界の企業群を守ら
ない国に成り下がったからである。どうも
アメリカを真似て工業立国であった日本を
金融国家に変えようとでも思っているのでは
ないだろうか。2年前に日銀法が決まり日銀
は金融庁の管轄から外れた。まずこの過激な
演出された円高を止めるには日本銀行券即ち
お札を刷って刷りまくれば良い。
子供でもわかることである。アメリカはドル
の総量規制を撤廃し、8千億ドル市場に
出回っているドルを1兆6千億ドルに増や
した。ドル安になるのは自明の理である。
日本はインフレに陥るかも知れないが、
これはまず一時的である。デフレ経済は
活性化を損なうし、むしろインフレ傾向の
方が経済は安定する。それにしても余りの
政府の無能さに唯呆れるばかりである。
最もそのような政府を選んだのは外でも
ない我々国民のせいでもある。