言葉は文化

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こんにちは。NEW HORIZON OVERSEAS STUDIESの、日本語の他、英語ポルトガル語スペイン語、を話す、Hiroです!

 

明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。

 

あっという間に2024年が過ぎ去り、2025年を迎えましたが、皆さん、年末年始はいかがでしたでしょうか。

 

2025年最初のブログ記事として、言葉、特に外国語を文化として学ぶことについて書きたいと思います。

 

大多数の日本在住者にとって一番身近な外国語の英語を例に取りますと、留学などで英語や英語で何かを学ぶ場合、私自身もそうでしたが、多くの方は、英語を国語とし、所謂、ネイティブスピーカーが多数派の英語圏の国、例えば、イギリス、アメリカ、カナダ(フランス語圏のケベック州を除く)、オーストラリア、ニュージーランドのような国を渡航先に選ばれるかと思います。これらの国のうち、イギリス以外の国はイギリスからの入植者が自分たちの植民地に英語を持ち込んだことで英語が共通語になったという背景があります。

 

留学先として上記の国の他、アイルランドやマルタといった国もありますが、それらの国はイギリスの植民地となったことで、イギリス領となる前からその土地に住んでいた住民が英語を受け入れた(あるいは受け入れさせられた)ことで英語が公用語となりました。

 

イギリス国内で言えば、元々、独自の民族言語を持っていたウェールズやスコットランドはイングランドとの連合王国となった後は英語が第1言語となりましたが、20世紀になり、元々の民族語の再普及活動が盛んになりました。

 

ですので、ウェールズ、スコットランド、アイルランド、マルタは独自の民族言語を保持しながら、英語を日常生活で使用している国となります。

 

このうち、マルタはイギリス領になっていた期間がアイルランドより短いこともあり、英語は国語としてよりも公用語の一つという存在であるように見受けられます。事実、マルタでは英語を第1言語ではなく第2言語として話す人が大多数を占めており、この点で、第1言語として英語を話す人口が大多数を占めるアイルランドとは違います。

 

マルタのように英語を第2言語として話す人口が多い国として、日本からの留学生が増え続けている、東南アジアのフィリピンやマレーシアがあります。

 

前置きが長くなりましたが、今回、記事にしたいことがこの第1言語と第2言語の違いにあります。

 

英語を第2言語として話す国の方が、第1言語として話す国よりも比較的安価に留学できる国が多いというのは留学希望者にとって選択肢が増えて良いという思いはあります。ですが、英語レベル中級かそれ以上の方であれば、その言語が培われた文化を学ぶ上でも、英語が第1言語、特に英語発祥の地であるイングランドやイングランド人が入植をして築いた国に留学をする方がより英語ネイティブスピーカーが持つ言語感覚に触れる機会がありますし、そうすることで、よりその言語文化への理解が深まると個人的には思っています。

 

余談ですが、英語圏の国の中では、南アフリカ共和国は特異な存在となります。

 

この国は、英語第2言語話者が大多数を占めますが、イギリスの植民地となった際、イギリスからまとまった数の入植者が入り、今日に至るまで、英語を第1言語として話す人々が一定数います。

 

南アフリカ共和国の英語ネイティブスピーカーは、個人差はもちろんありますが、一般的なオーストラリアやニュージーランドのネイティブスピーカーよりもよりイギリス英語に近く、しかも癖が無い英語を話すように思います。

 

このように英語第1言語話者と第2言語話者が共存している南アフリカ共和国では、英語力が上がるにつれて、第1言語話者との接点が増えることにより、よりネイティブスピーカーがもつ言語感覚に接する機会が増えるでしょう。

 

しかも、英語圏の先進国よりもリーズナブルに留学することができます。

 

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ポジショントークになりましたが、自分自身の経験からも、言語を学ぶ場合、その言語のネイティブスピーカーが多い国や場所を渡航先に選ぶことで文化的にもより深くその言語が学べると言えます。

 

長くなりましたが、可能であれば好きな国やより興味のある国でその国の言語を学ぶことが一番かもしれませんね。

 

今回もお読みいただき、ありがとうございました!