こんにちは、New Horizon Overseas StudiesHiroです。

 

昨今、日本から海外へ移住される方が増えてきているようです。

 

目的により、渡航先が変わってくるかと思いますが、私が住んでいるパラグアイに来られる日本からの移住者の方々の多くは、昔の日本にあったような、もっと自然が身近に感じられる環境、ゆったりとした時の流れの中での自分の時間、家族で過ごす時間がより多い環境、昔の日本にあったような近所付き合いなど、日本が先進国になるにつれて失っていった環境をパラグアイに求めて来られる方が多いような気がします。

 

このケースのように、パラグアイに求めるものが明確にある場合は、比較的現地定着率が上がるように思います。

 

逆に、自然災害のリスクから逃れるため、日本周辺で起こる可能性がある戦争を避けるため、食料の多くを輸入に頼っている日本にこれから訪れる可能性があると言われている食糧危機を避けるためなどの理由で来られる場合、そのような方の多くはパラグアイを求めて行くというよりも、とにかく日本から脱出するという意識の方が強いので、東日本大震災直後の原発事故の放射能汚染を避けるためにパラグアイに移住された方々がそうであったように、そういうような理由でパラグアイに来られた方のパラグアイ定着率はかなり低いようです。

 

あとは、海外滞在経験が無いか、浅い方だと現地適応に時間がかかるか、適応できずに日本に帰国されてしまう可能性が高いようです。

 

実際に現地で生活するとなると、自分が望む生活レベルに見合う労働所得、不労所得もしくは両方が必要になりますが、スペイン語力がほぼゼロの状態で移住された場合、仮に現地で起業しても日本語を話す日本人、日系人相手のお仕事になってしまいますと、首都アスンシオンを始め、第2の都市シウダー・デル・エステや第3の都市エンカルナシオンなどの日本人、日系人コミュニティーや日本語がよく通じるイグアス移住地などの日系移住地頼みになってしまうことになり、そこで業種によっては過当競争にさらされることになります。

 

生活資金や事業資金不足で泣く泣く日本に帰国される方々もおられます。

 

未来のことは予測不能なことの方が多いので、海外に住む中で、不測の事態などで日本帰国や他国への転住を余儀なくされることもあるでしょう。

 

そういった中でも、パラグアイに限らず、海外移住をするにあたり、しっかりとした目的、目標はもちろんのこと、ある程度の生活資金や事業資金の準備、特に家族移住の場合は大事になってきます。

 

子供の教育につきましても、特に発展途上国の場合は満足のいくレベルの教育を受けるには私立校に通う必要があるでしょうし、日本やアメリカなどの先進国の通信教育を受けることも選択肢の一つとして考えられ、そのような場合にはある程度の教育のための資金も必要でしょう。

 

健康保険にしましても、満足のいくレベルの医療を求めるのであれば、特に発展途上国であれば民間の健康保険に加入する必要があります。

 

あとは昨今の円安は海外移住するにあたり、影響が大きいです。

円建て資産や収入のみですと、為替リスクが高いです。

 

最後に、現地人相手のビジネス目的の理由で日本からパラグアイに来られる方がまだまだ少ないので、個人的にはそのような方が増えればいいなと思います。

 

韓国、台湾、中国など、日本の隣国からパラグアイに移住される方々は、十中八九、現地でのビジネス目的で来られるので、そこが日本からの移住者との大きな違いかと思います。

 

このうち韓国人はパラグアイから他国、特にアメリカやカナダなどの欧米先進国やブラジルに転住される方も多いようです。

彼らにとっては、パラグアイはステッピングストーンのようなものかもしれません。

 

日本からの移住者の方も、パラグアイである程度実績を作ったら、もっと大きな市場、例えばブラジル、などにどんどん進出していき、日本の存在感を高めてくれればいいなと思っています。

 

私自身も、これからブラジルでの事業展開もチャンスを伺いながら狙っていくつもりです。

 

今回もお読みいただきありがとうございました!

 

 

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