こんにちは、NEW HORIZON O.S.のHIROです。
今回は、日本国内に点在している米軍基地の基地関係者から英会話を習うというテーマで書きます。
以前、米軍基地内にある大学について書きました。
米軍基地内では、”国内留学”のような感じで生きた英語を身に付けることができます。
在日米軍基地周辺には、米軍基地関係のアメリカ人の先生から英会話を学べる場所がいくつかありますが、その多くは関東地方にあります。
関東地方には、東京の米空軍横田基地、神奈川の米海軍横須賀基地、米海軍厚木航空施設、米陸軍キャンプ座間など米軍基地が集中していますし、元々人口が多い所なので、民間の英会話学校で米軍基地関係のアメリカ人の先生を紹介している所が複数あります。
私も以前、横田基地で米軍基地内レッスンを扱っている英会話スクールのアメリカンタウンさんにお世話になったことがあります。
私がレッスンを受けていた10年前は、基地内の先生宅、カフェやフードコートといった基地内の施設でレッスンが受けられました。
現在は、時間の制限などはあるようですが、基地によっては変わらず基地内でレッスンを受けることは可能なようです。
その他、私の受講時代にはなかった、オンラインレッスンも選べるようです。
私はフードコートでレッスンを受けていましたが、アメリカのショッピングセンターによくあるような感じのフードコートでそこの匂いがまさに自分が知っている”アメリカの匂い”がして懐かしくなりました。
基地内の入場に当たっては、先生にエスコートをしてもらい、基地の警備員さんがいる事務所で身分証明書(運転免許証&運転免許証暗証番号、あるいはパスポート)を提示し、両手の(確か)親指の指紋を取られ、さらに顔写真を撮られて、入場手続き完了です。
という感じで、アメリカの入国手続きに似ていました。
少し緊張してドキドキしてしまった記憶があります。
私は先生の車に同乗して、レッスン場所の基地内フードコートに行っていましたが、基地によっては現在、自分の自家用車でも入場できるところがあるようです。
ですが、基地によって入場手続きの方法が違いますので、ご注意願います。
詳しくはアメリカンタウンさんのウェブサイトをご覧ください。
アメリカンタウンさん以外にも米軍基地内レッスンを扱っているスクールはあり、私が受講する時に他のスクールさんにも問い合わせをしたことがありますが、アメリカンタウンさんのレスポンスがよく、代表の佐藤さんの気さくで親切なお人柄もあり、私はアメリカンタウンさんにお世話になることに決めました。
私の担当をしていただいたアメリカ人の先生もすごくフレンドリーでよく気が付く方で、やさしく、丁寧に教えていただき、大満足でした。
一応、指定のテキストはあるのですが、自分が習いたい分野、例えば、英字新聞や英字雑誌の記事などを題材にレッスンをすることも可能でした。
私はよく、その当時購読していたイギリスの経済ニュース雑誌、The Economist、から興味のあるアメリカに関する記事を選んで自分の意見を先生に伝えたり、先生の意見を聞いたり、記事の内容の背景を先生に解説していただいたりして、より深く、記事の内容が理解できました。
ここで一つ、先生とのレッスンで印象に残っているエピソードを紹介します。
2013年7月、アメリカのミシガン州にある、自動車の製造で有名なデトロイト市が財政破綻したという、The Economistの記事について先生と話をしていた時、話が2008年9月に起きたリーマンショックに移り、その背景として、サブプライムローン(主に低所得者向け住宅ローン)の焦げ付きが原因で起きたと解説していただいたその時に、先生からリーマンショックで大きく下げたアメリカの住宅価格が2013年に入って、上がり始めたと聞きました。
私がそれを聞いた時、日本ではまだそのことはニュースになっておらず、ちょっと得意げになりました。
その時に物件を買っておけばよかったのでしょうが、そうしなかったことを今になって、ちょっぴり後悔しています...
このように、米軍基地というアメリカをそのまま日本に持ってきたような場所ならではの話が聞けるのも、基地内レッスンを受ける楽しみの一つになるでしょう。
そのようにアメリカ人の先生と生きた英会話を重ねることで、勉強として英語を学ぶのではなく、自然と”コミュニケーションの手段”としての英語が身に付きます。
米軍基地というと、戦争をイメージされて怖いと思われる方もいらっしゃると思いますが、一見、怖そうに見える軍人さんも、話をしてみると気さくな方が多いように思いますし、アメリカ人の先生方の殆どは、軍人さんの配偶者として日本に来ている民間人の方々なので、本当にアメリカにいるいわゆる”普通の”アメリカ人の方々ですので、心配無用です!
私も受けましたが、アメリカンタウンさんでは体験レッスンも受けられますので、まずはお近くの米軍基地で、”日本の中にあるアメリカ”を体験してみませんか?
大体、どの米軍基地も年に一度、一般開放日がありますので、そういう時に訪れてみてもいいかもしれませんね!
沢山、出店が出て、珍しいところでは、ジャマイカ系米国人の方と思しき人が、ジャマイカ名物ジャークチキンを焼いて売っていました!
ちなみに、基地内は基本的に使用通貨は米ドルですが、フードコートでの支払いはフードコート独自の為替レートであるようでしたが日本円でも可能でしたし、一般開放日は日本円でも価格の表示がされていました。
今回もお読みいただきまして、ありがとうございました!