こんにちは、Hiroです。

 

今回の記事はポルトガル語について書いていきます。

 

ポルトガル語と言えば16世紀に南蛮人と呼ばれた、ポルトガルの宣教師や商人が日本にやって来たことがきっかけで、幾つかのポルトガル語の単語が日本語に入り、食べ物も日本化したものがあり、意外と身近にある言語です。

 

単語で言えば、ボタン(botão、ボトォン)、コップ(copo、コッポ)、合羽(capa、カッパ)、オルガン(órgão、オルガォン)、キリシタン(cristão)などがあり、食べ物は、パン(pão、パォン)、天ぷら(tempero、テンペーロ)、金平糖(confeito、コンフェイト)、カステラ(Castela、カステラ)などまだまだあります。

 

現在、ポルトガル語話者の9割前後はブラジルにいるので、メディア関係、特に映画やテレビ番組などはポルトガルを含め、ポルトガル語圏全体でブラジルの影響力が強いです。

実際、ブラジルではポルトガル制作のテレビ番組は見たことがありませんが、ポルトガルでは普通に地上波でブラジルのテレビドラマが放送されていました。

 

ポルトガル語圏でのブラジルは、英語圏での米国のような、その言葉を話す国々で一番影響力がある存在と言えます。

 

英語やフランス語ほどではありませんが、ポルトガル語はポルトガル語より話者人口の多いスペイン語(スペイン以外の国はアフリカの赤道ギニアを除いて全てメキシコを含めた中南米)よりも多くの地域で話されています。

 

欧州のポルトガル、南米のブラジルを始め、アジアのマカオ(旧ポルトガル領で今もポルトガル語が公用語の一つ)、東チモール、アフリカのモザンビーク、アンゴラ、サントメ・プリンシペ、カーボ・ベルデ、ギニア・ビサウがポルトガル語圏です。

 

From: 日本国外務省

 

ポルトガル語圏ではありませんが、ひと昔前はポルトガル移民、現在はブラジル移民が多い、北米のカナダと米国で大きなポルトガル語コミュニティーがあります。

 

実は、アジアでは日本も大きなポルトガル語コミュニティーを抱えている国で、日本のポルトガル語人口は20万人近くいます。

 

多くは、自動車関連工場が多い、愛知県、静岡県、三重県、群馬県、神奈川県、広島県に集中しています。

 

それらの県にはブラジル人向けにブラジル食品などを売るスーパーマーケット、ブラジル料理レストランなどが点在しています。

 

別の機会に幾つかのお店やレストランを紹介したいと思います。

 

昔も今もポルトガル語圏と関係のある国、日本。そしてこの日本ではマイナーではあるけれども、味のある、私が大好きなポルトガル語に興味を持って頂ければ幸いです。

 

今回もお読み頂き、ありがとうございました!