連日旦那ネタを書いてきました
そろそろ、旦那にも飽きたでしょう
旦那ネタ、お腹いっぱいになった頃合いの筈
ごめんなさい
私が誰よりも先にお腹いっぱいになりました
そんなわけで、今日は最近読んだ本のご紹介~![]()
「あつあつを召し上がれ」
- あつあつを召し上がれ/小川 糸
- ¥1,365
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小川糸さん著。
他には「かたつむり食堂」や「喋喋喃喃」等を書いてます。
いずれもそうなんだけど、ゆっくりした文章を書く方だなぁ…という印象
この方の文章でスピード感というものは感じられないかな。
できれば紹介するんだから、いいことしか書きたくはないんだけども
辛口に言うならば、人間関係やら過去のしがらみやら、ほとんどが綺麗に描かれてて
登場人物の人となりを深くは分からず、うわべだけをなぞってくような感じです。
そこらへんを良しとするか否かで、この人の本の好き嫌いって分かれると思う
でも、この人の食に関する描写はとても丁寧。
この「あつあつを召し上がれ」も「かたつむり食堂」と同様に食がテーマなのかな。
大事な人と向き合う食事。
短編集で、老若男女それぞれが大事な人と向き合い、そして食と向き合う物語です。
例えば、一番最初の「バーバのかき氷」
老い先短い入院中の祖母が料理を受け付けなくなってしまった。
両親が離婚して母親に引き取られたマユに、何ができるのか。
満足に喋れないバーバ
甘い物だったら食べてくれるんじゃないか
何か食べさせてあげたい
そんなマユの前でバーバの視線は動く。
バーバの食べたいものは、別れた父親の住む町に売られているものだった。
それでも私はバーバにあれを届けたい!
…もうすぐ亡くなってしまうであろう祖母のために奔走する子供のお話です。
もう居なくなってしまうのだと、彼女が理解しているからこそ向き合えた食のお話。
例えば「こーちゃんのおみそ汁」
若くして亡くなってしまった呼春の母
生前母は幼くして遺して行ってしまう呼春に、家事のほとんどを仕込む
台所仕事も例外でなく、米などは炊飯ジャーでなく鍋で炊く方法で仕込んだほど。
そんな母がことさらにこだわったのは、おみそ汁。
幼稚園児の呼春が難しさから癇癪をおこそうが、だしの取り方からすべてを仕込んだ。
そうまでして、母は何故呼春に「母のおみそ汁」を覚えこませたんだろうか。
呼春の中にずっとあった疑問。
そして今日、呼春は嫁いでいく。
呼春は一人になってしまう父親に、ずっと胸に残っていた「ごめんなさい」を告げる。
母から娘に受け継がれる味。
それは母から父へ注がれるひたすら暖かな愛情。
全部で七話入ってます。
すべてが大切な人と向き合う食事。
ぞんざいになりがちな、日々の食事。
とても愛おしい物なのかもしれないと思えました
読み終わると料理したくなるかもしれません
そしてなにより、何か食べたくなりますよっ
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読み終わったの、昼ごはん時だったけど
