「春アニメの総評」雑談。2021年23回目 | ちょこっとぶろぐ~乙女ゲームとアニメと徒然~

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ども、雑談です。

春アニメ(2021)の総評します。

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…お気に入り順です。

Vivy -Fluorite Eyeʼs Song-

久しぶりに最終回で喪失感を感じるアニメ。
最高に面白かったです。
全13話のどこを切り取っても素晴らしいクオリティで
凄い熱量を感じる作品でしたね。
自律人型AIのヴィヴィと未来から来た最先端AIのマツモトが
100年後に起こる人間とAIの戦争を防ぐために
「シンギュラリティ計画」を遂行していくという物語。
この設定にとにかく胸がザワザワさせられました。
ラストが予想できない物語の始まり。
そして話が進んでいくにつれて高まる切なさ。
ヴィヴィが100年をかけて成長しながら葛藤する姿に
かなり感情移入してしまいました。
歌でみんなを幸せにすることが使命だと言いながら
ずっと心を込めて歌うことを模索してたヴィヴィ。
最終回で彼女が見つけた結論にはとても感動しました。
あとラストシーンで目覚めたヴィヴィにマツモトが
優しく話しかけていたことに救われました。
あれが何を意味してるのかは解釈分かれそうだけど
私はとてもホッとしました(ヘ。ヘ)
ヴィヴィとマツモトのやりとりが大好きだったので
どういう形でもあの2人が一緒にいられるなら嬉しいです。
それからAIに依存しつつある現実世界を思うとこの作品に
とてもリアリティを感じました。
災害現場で人命救助に利用されるなら素晴らしいけど
戦場で兵器として利用されないとも限らない。
人類は過ちを繰り返し続けていますからね。
AIに人類を滅ぼすべきと言われないようにしなければ(笑)
そんなことを考えさせてくれる素晴らしい作品でした。

美少年探偵団

西尾維新さんの小説が原作のアニメ
予想してたよりもかなり面白くて楽しいアニメでした。
主人公の瞳島眉美が美少年探偵団の5人と出会うお話を含め
5つのエピソードで描かれた物語。
正直、最初はあり得ない設定と展開でナンセンスな
ストーリーなのかと思っていました。
でもその中で語られる美少年の定義とか
探偵であることへの拘り、彼らなりの哲学が深かったです。
どのエピソードも最後になんか納得させられました。
この作品はとにかく主人公のモノローグが多く
一見するとウザくなりそうな感じなんだけど
瞳島眉美のキャラクターがとても可愛くて共感しやすく
坂本真綾さんの演技も素晴らしくて楽しく見れました。
美少年探偵団のメンバーも個性が強いのはもちろんだけど
ちゃんと団長を中心にまとまっててなんかすごく素敵だった。
これが期間限定の刹那な関係であることを認識して
思いっきり子供(美少年)であることを楽しんでるのが
本当に青春だなぁって思えました(ヘ。ヘ)
最終回で団長・双頭院学くんが語ってくれた美学が
カッコよすぎて泣きそうになりました。
それからアニメーションの演出が凄く凝っていて
毎回、雰囲気の違う感じが楽しかったです。
いい意味で無駄の多いキラキラしたアニメでした(笑)
エピソードの終わりに出る【続】というのもとても好き。
最終回もこれで締めくくられてたのが嬉しかったです。
是非とも続編を期待したい作品です。

MARS RED

ヴァンパイアが所属する陸軍の零機関が舞台のアニメ。
大正時代の日本という物語全体の雰囲気が好きでした。
激しく戦ったりする場面もあるんだけど
ピンと張りつめた静けさの中で常に緊張感がある感じ。
あとナレーションがなく明確に説明してくれない不親切さが
逆に想像力を掻き立ててくれてとても良かったです。
ナレーションや台詞じゃなくキャラクターの表情や仕草が
いろいろと語ってくれる作品でした。
主人公の栗栖くんが吸血鬼になった経緯がもうちょっと
見たかったと思わなくもないけど前田大佐の悲しい物語は
とても切なくて美しかったと思います。
私としてはスワさん推しだったので終盤の展開は
ちょっと寂しくなりました(ノ_・。)
あとやっぱりデフロットくんですよね。
彼の終わらない孤独さに何とも言えない気持ちになりました。
そして気になるのは最後に描かれてたその後のシーン。
あれって現代版を示唆してるんですかね?
栗栖くんだけがいなかったのも気になる。
続編があったらいいなぁって思った最終回でした。

憂国のモリアーティ(2クール目)

ホームズの宿敵であるジェームズ・モリアーティのお話。
時代背景とモリアーティたちの思想にリアリティがあって
2クールでしっかり決着がつくお話で良かったと思う。
最後のエピソードが鬱展開だった割にはハッピーエンド
だった気がしますけどね。
シャーロックが闇落ちしそうになったところはめっちゃ
ドキドキで面白かったのに(^_^;)
最終回でウイリアムが実は罪悪感を抱えてたことには
何とも言えない気持ちになりましたけど…
なので最後に全てから解放されたのは良かったかな。
とにかくイケメンイケボのモリアーティが3兄弟で
暗躍するストーリーは楽しかったです。
あとアイリーンの設定も凄い面白かった。
まさかあんな転身をするとは驚きでした。
シャーロックとワトソンの関係性も良かったし
犯罪卿を支える仲間たちもカッコよかった。
そんなキャラクターたちがみんな無事で良かったんだけど
私としては闇落ち鬱展開を覚悟してたので
最終回は正直言うとちょっと拍子抜けだったりしてます。
誰かに死んで欲しいわけじゃないけ誰も死なないものね(笑)
とにかく最後まで見届けられて良かったです。

聖女の魔力は万能です

OLが聖女として異世界に召喚されるお話。
アニメーションのクオリティは高く映像も音楽も
とても綺麗て良かったと思う。
ストーリーは癒し系でほのぼのしてるのかと思いきや
魔物の存在はかなり脅威で多少のハラハラはありました。
けど基本は主人公が聖女として能力を発揮して
全て丸く収まるので安心して見れるアニメという感じ。
刺激が足りないのは人間同士の争いがないからでしょうね。
まず主人公のセイが全てを受け入れていくタイプで
登場してくるキャラクターがことごとくいい人ばかり(笑)
問題児っぽく見えてた王子すら実はいい奴という平和な世界。
修羅場になりそうな展開をセイが全て回避するんですよね。
そして聖女の力の源が「愛」という展開。
見てるこっちが恥ずかしくなりました(^^;)ゞ
でも櫻井さんが演じるホーク様とても素敵でした♡
櫻井さんの正統派王子キャラなんか久しぶりな気がします。
まぁなんだかんだ楽しく最後まで見ることが出来ました。

◇◇◇

今期は何といっても「Vivy」が面白すぎましたね。
ちょっと他と比べられないぐらい断トツだと思う。
「美少年探偵団」と「MARS RED」は甲乙つけがたいかな。
「MARS RED」は期待通りで「美少年」はいい意味で
期待とは違う良さがありました。
「モリアーティ」は分割2クールお疲れ様です(^_^;)
「聖女」は途中断念するかもと思いながらも
最後まで辿り着けて何よりでした。
まぁとにかく2021年春アニメは概ね楽しかったです。

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過去のアニメの感想に興味がありましたら
こちらからどうぞ。→【 アニメ 感想&総評 まとめ 】

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それではまた。


♡(∩。•o•。)っ.゚☆。・


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