ちょっと前に読んだ本で、すごい面白いってゆうか、衝撃だったものがあるんです。
奥泉光著『シューマンの指』
えっと、紹介しといてネタバレしたら、もし読もうなんて思ってくれてた人がいた場合に読む気なくしてしまわれるかもしれないので、内容的な部分は書きませんが・・・・・・
最初から、主人公がホモっぽかったりと、あまり受け入れられ易い内容ではないのですが、そこはまあいいとしましょう。
とりあえず、
本当に、衝撃です。
帯にも、『ラスト20ページに待ち受ける、未体験の衝撃と恍惚ーーーー。』と書いてあるのですが、
もう、これは、その衝撃を体験するためにこの本を読まされてきた、といっても過言ではないのです。
それまで読んできた全てのページに並ぶ全ての文章が、その瞬間のための下準備であったかのような感覚にとらわれてしまいます。
そこまで語られてきた物語の全てが、根底から完全に覆される。「裏切られる」と言った方が的確かもしれません。
しかし、最後での大どんでん返しや衝撃展開にありがちな、安っぽい突き放された感覚が全くしない。
大きく裏切られた事が、何故か妙に心地いいと感じてしまうような・・・
なんというか、とりあえず、とても不思議な感覚を受けました。
これは、アリです。