神戸に終わり大阪に始まる(中編) | hirochanのブログ

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ルミナリエを見終えた僕は三宮から阪急電車で梅田に向かいました。
梅田のマルビル第一ホテルに辿りついた僕を玄関で迎えてくれたのは幾つもの玉で作られたクリスマスツリーでした。
僕の部屋は翌日訪れようと思っていた梅田スカイビルを真正面に見るロケーションでした。

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マルビル第一ホテルは本当に気の利いたホテルです。
ツインの部屋をシングルで使用させていただけたり。
無料のミネラルウォーターやアイスサーバー。
強力で快適なWi-Fi、新しい大型4Kテレビ。
バスルームの高級なアメニティグッズ。
隅々まで行き届いたサービスは僕のお気に入りです。

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翌朝僕にしては早目の10時過ぎにチェックアウトして1Fのスターバックスコーヒーで朝食を摂りました。
バターミルクビスケットを温めてキャラメルソースを掛けてもらいます。
美味しいブレンドコーヒーを飲みながらゆっくりくつろぎのひとときを過ごすことができました。

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ホテルを出ると側道でタクシーを拾って梅田スカイビルに向かいました。
話し好きな運転手さんで空中庭園で有名な梅田スカイビルについて色々教えてくれました。

梅田スカイビルはイギリスの出版社が世界建築20選に選んで以来、世界中から注目を集めるようになった40階の超高層ビルで来客の7割が外国人ということです。

僕は3階からエレベーターで35階、そこから空中エスカレーターで39階エントランスまで登りました。

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更に1階上の40階に上がるとそこは屋内展望フロアになっています。
ロケーションが梅田とあって、そこからの展望は素晴らしいの一言でした。
梅田の高層ビル群はもとより大阪中の風景を360°鮮明な視界でぐるりと見渡せます。
阿倍野ハルカスや通天閣からの眺めも見晴らしいのですが、おそらくここ梅田スカイビルからの眺望は大阪一といっても間違いないでしょう。

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そこから更にもう1階上に上がるとそこはもう屋上。
屋外展望台なのです。
目の前に広がるのは、穏やかな淀川や緑豊かな山々。
何の遮蔽物もなく、光と風を肌に感じながら、壮大な風景に圧倒されるひとときを堪能することができました。

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上を見上げれば、青空に白い雲がたなびき。
生きてこの風景を眺めることのできる幸せを噛み締めました。
「ああ、気持ちいい!」
「今日、空中庭園に来れて本当によかった!」

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命の洗濯が出来た思いでした。
空中庭園から1階フロアまで降りた僕は、今度は地階に降りてみました。
そこには「滝見小路」と言うレトロな食堂街がありました。
昭和20年代から30年代を彷彿させる看板や家屋や車が展示されていて、そこがまるごと食堂街になっているのです。
僕はあっけにとられ夢中で歩き廻りました。

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僕が子供の頃にまだ走っていたミゼットや見覚えのあるビクターの犬のニッパー君に出会えて感激しました。
昼間とあって、付近のサラリーマンやOLさん達が沢山ランチに足を運んでいるのを眺めながら、昭和も満更ではないなと改めて思いました。

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梅田スカイビルを出た僕は徒歩でグランフロントの方に向かいました。

途中「梅北地下道」を通ります。
戦時中の防空壕にも似た独特の雰囲気を醸し出している空間です。
「梅北地下道」の全長は205mあります。

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地下道途中に歩道閉鎖の看板が掲示されていました。

後一週間足らずで、全長205mの内165mがJR東海道本線支線と地下で交差するため閉鎖になるとのことです。

「梅北地下道」は一世紀近い歴史に幕を閉じることになるのです。
昭和の遺物がまた一つなくなるのかと思うと、寂しくなってきました。

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地下道から地上に上がった僕はグランフロント前を通り抜けて新阪急ホテルの前まで歩きました。
すると遠目に最近新装になった阪神百貨店のメタルデザイン調のビルが見えてきます。

新阪急ビルと言うそうです。
僕には何故かそのデザインが梅田の街から遊離しているように感じられました。
何処か阪神らしくないようにも思えました。
それ故か、将来メタルデザインの上に甲子園球場のツタを這わせる計画があるとのことです。

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なくなるもの。
新しくなるもの。
それが世の必然と知りつつも、何故か複雑な気持ちになってきます。

大勢の人々の群れに混じってスクランブル交差点を渡りながら、 僕は梅田の鼓動を微かに聞いたような気がしました。

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