初めて、チョコレートケーキ作りました。もう何年も前になるけど。

学校からの帰り、「今日はバレンタインデー。彼氏に作るし、あんたも作ったら?」って友達の勧めでチョコレートケーキを作ることになりました。ケーキ作る気とかまんざらでもなかった私は、材料を用意するために買い物へ行きました。

 スポンジを一から作るのはかなり難しいそうなので、スポンジだけ完成品を買って、後はそれなりに作ることにしました。

生クリームを泡立てます。あんまりにも気合が入っていたようで、加減がわからず、混ぜすぎで分離させてしまいました。生クリームは、本当は泡立てし過ぎてはいけないそうで、混ぜすぎると、バターになるそうです。かなり硬い生クリームでした。

友達に手伝ってもらいながら、ぎこちない手つきで、スポンジを二等分し、中にフルーツを入れて、スポンジ全部にチョコレートを塗り、最後は、バターになりかけの生クリームをのせ、ピンクのチョコレートで飾り付けしました。

こんなに気合入ってるスポンジケーキ、普通なら、これ持って行って、告白するやんなあ。

もちろん、そのつもりでした。以前から気になって、想い続けていた相手へ。何とか完成して、相手のいる家の近くまで持って行きました。そこで、電話して渡したいものがあるといい、呼び出しました。

相手は、仕事へ行く途中で、その場でケーキを渡しました。

「今日バレンタインやん、誕生日おめでとう。」

そう、相手の誕生日はバレンタインデーなのです。

私はなんて、ヘタレなんでしょう。普通なら、好きやし。とか付き合ってとか言うのに・・・。口が裂けても言えなかったです。

相手はサンキュウ。また食べるわ。といい、夜勤へ出かけていきました。

私は、感想が聞きたくて、電話が掛かってくるのを待ちました。味はどうやったたろう?つぶれてなかったかなって。おいしかったのかなって。あんまりにも連絡がなかったので、しばらくしてから電話しました。初めは、その話題になかなか触れずに違う話してたけど、聞きました。「味どうやった?」   「うまかったで。お菓子作りやってみるとおもろいやろう。機会があったらまた作ってみぃ。」そうかあ、うまかったかあ。その一言を聞くのに、何日も悩んでしまいました。

 その後は、特に何の進展もなかったけど。お礼に、相手のお気に入りのぬいぐるみをもらいました。このぬいぐるみを持って相手のこと考えると、相手に想いが通じるのかはわからないけど、会える機会が出来るようになりましたね。しばらくは、会いたいときはぬいぐるみ持ってましたけど。

このことをきっかけに判ったこと、生クリームは混ぜすぎない。と自分はかなりのヘタレってことかな。

好きな人に告白する。すごく勇気がいりますね。自分が傷つきたくなかったから、言えなかったんでしょうね。