OD、ASD高1長男
先日、
さ~って
ぼちぼち寝るか
と思った深夜1時・・・
久しぶりに
嫁さんと長男の言い合いが聞こえる
あ~
久しぶりや
この心をざわつかせる響き
こんな夜中に何しよんや・・・
「もうほっといて!!
やめてって!!」
「風邪ひくって言いよろうが!!
ここは言うこと聞いて!!」
「%$#”(&~=’%$#!!」
「+*(’&%$$*+{&!!」
そして
ドガンッ!!
ドンドン!!
と数回
長男が机や床を殴る音が聞こえる
でも
ここはあえて介入しない
そっと見守る
もう
二人で思う存分吐き出しなさい
喧嘩の後
すぐ嫁さんが私の部屋へ
「お父さん
もう二度と長男の言うこと聞かんで
また冷房を23度にしてから
部屋をキンキンにしとったとよ
はだかやし
ちゃんと風邪も治ってないのに」
嫁さんが部屋を出た後
次は長男が私の所へ
「お母さんがさ~
訳わからんことばっかり言うとって
意味わからん
暑いけ温度下げとるとばい
お父さん
明日ゲーム4時間10分していい?」
ここで急にゲーム時間の話をしてくる長男・・・
そして、その「10分」ってのは何や?
さすがやで
お父さんは笑っちまったぜ
そして嫁よ
長男は怒られた理由を
全く理解できていないぞ
我が家は比較的
家族のコミュニケーションが取れている方だと自覚している
(分からんけど。そう信じたい。)
それでも
お互いの考えや気持ちを理解するのって
難しい時があるよね
お互いが
自分の思い通りに動いてくれないと
イライラするしね
(一番思い通りに動かないのは私)
そんなこと考えてたら
何故か山田洋二監督の『十五才 学校Ⅳ』で
ひきもりの青年が主人公の大介に送った『浪人の詩(うた)』って詩を思い出した
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『十五才 学校Ⅳ』 ~ひきこもりの青年より~
『浪人の詩』
草原のど真ん中の一本道を
あてもなく浪人が歩いている
ほとんどの奴が馬に乗っても
浪人は歩いて草原を突っ切る
早く着くことなんか
目的じゃないんだ
雲より遅くてじゅうぶんさ
この星が浪人にくれるものを
見落としたくないんだ
葉っぱに残る朝露
流れる雲
小鳥の小さなつぶやきを
聞きのがしたくない
だから浪人は立ち止まる
そしてまた歩きはじめる
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長男と嫁の深夜1時の喧嘩で
『浪人の詩』が浮かんだのは
その詩を聞いたひきこもり青年の母親が
「あん子、そんげなこつ考えちょったと、おばさんちっとも気づかんかった」
と言って涙を流すシーン
正確に言うと
このシーンを思い出したってことになるのかな
(長々と詩を紹介しちゃったけど)
何を考えているのかわからないし
何も考えてないように見えるし
おかしい行動するし
そう思うと不安で心配でたまらなくなるし
でも
子どもは自分で色々と考えてる
理解するのは困難を極めるけどね
(私も修行中)
風邪を引くからと心配な嫁さん
暑いからと温度を下げる長男
こまっちゃうね
嫁さんにも長男にも理解を示しつつ
嫁さんには
「(長男は)肌が敏感で温度下げんと肌がチクチクするとやろ」
と理解を促し
長男には
「温度下げ過ぎて風邪引いたよね
お母さんはただ心配しとるとよ」
と理解を促した
そして長男が希望したゲーム時間の
謎の「10分」
この「10分」は長男の大切なクールダウンの時間
ネット対戦してイライラした後の
心を落ち着かせるためのクールダウンの時間
ってことで
「ゲーム時間は自分で決めなさい」
って私もクールに言っといた
なんか深夜に
『浪人の詩』まで思い出して
よくよく考えると・・・
冷房の温度やらどうでもいい~
そんなことで
喧嘩すな~
ゲーム時間も自分で決めろ~
許可取らんでえぇ~
そして騒ぎの一端を担った嫁さんは
私の隣で・・・(チラリ)
いびきをかいている
眠れね~