B子と気まずい雰囲気になっていたのとは対照的にA子とはいつも穏やかでいい感じに会えていた

A子は以前会っていた時よりも明るく見えて、言葉数も多くなったような気がしたので

ある時それがどうしてか聞いてみた


特に何もないですよ

こうしてまた会ってくれるのが嬉しいだけです


と彼女は言ったがよくよく聞いてみると、


彼女が就職した会社は実は残業が半端なく多くて、平日はくたくたになるまで働いていた

そして土日の空いた日に頑張ってお店に行っていたのだが、正直体力的にシンドかったと


さらに新年を迎える頃に考えてしまっていたのが、自分はこのまま風俗の仕事をしてていいのか?ということ


ちょうどそう考えているタイミングで自分から連絡があり前みたいに継続的に会ってもらえそうなので、

それなら風俗の仕事はもう辞めようと思ってる

ということだった


以前鬱にまでなってしまったほどホントは風俗の仕事をしたくないと思っている彼女にとって、そのストレスが無くなることが相当嬉しかったようなのだ



今まで何やってたんだろう

もっと大切にしなきゃいけない人がここにいたのに!


思わず彼女を抱きしめた


ホントにごめん!

もう離れないから許して欲しい!


彼女はこくりと頷いた


そして彼女はその後すぐお店を辞めた