シェファードシティ2014

 6月に少年事件が多数重なったのをきっかけに忙しくなって、今年の夏は山登りに行けなかった。弁護士になってから、ミニベロと呼ばれるタイヤが小さい自転車に乗っていた時期があり、その時は自宅から事務所まで自転車で通勤していた時期もあったが、2年ぐらい前にサドルを盗まれてからは、自転車に乗ることもなくなった。なので、現在かなり運動不足である。

 これは良くないと思い、自転車通勤を再開することにした。今の事務所は、事務所内に自転車を持ち込めないので、ミニベロにこだわる必要はなく、クロスバイクを買うことにした。しかし、ある程度ちゃんとしたクロスバイクは、だいたい5万円以上する(円安のせい)ので気軽に買うことはできない。一応選ぶ基準としては、サスペンションは不要、段差や空気圧管理に神経を遣いたくないのでタイヤはやや太め、きつい上り坂を走ることもあるのでフロントギアは3枚、という感じ。

 たまたま天王寺のスポーツデポで見かけた「ライトウェイ」というメーカーの「シェファードシティ」というクロスバイクの2014年モデルが、型落ちのためか割引されていて本体が税抜きで約4万円ぐらいだったこと、フレームのサイズも合ったこと、色も派手すぎないこと(タイヤはクリーム色で目立つが)から、その場で購入した。

 天王寺で買ったので、早速西天満の事務所まで走る。ロースクール時代には、「GIANT」というメーカーの「CROSS 3200」というクロスバイクに乗っていたが、そのクロスバイクにはサスペンションが付いていて、タイヤももっと太かった(700×35c)こともあって、乗り心地は全然違い、ハンドルがすごく軽く感じる。慣れるまでには走るのに神経を遣いそうな感じ。でも、心配していたタイヤの細さは、全然怖くなかったので、慣れたら28cのタイヤに交換してもいいかも、と思った。

 もう少し乗り慣れたら、いろいろ感想も出てくると思うので、また報告します。さて、事務所近くの駐輪場を探さないと。
 今日は、日弁連で定められている弁護士登録満5年の倫理研修を弁護士会館で受講した。登録した年数によって対象者を区別する研修なので、研修を受講する弁護士はすべて同期の弁護士。中には、司法修習が終わってから初めて見る顔もある。ちょっとした同窓会気分になった。

 研修は、事例をもとに順に質問していく形式で行われた。同期といっても5年以上弁護士を経験すると、得意分野が違ってくる。質問に対する答えから、その人が5年間どんな仕事をしてきたかが伺えて、研修の内容とは別に刺激になった1日だった。

 9月の少年審判で補導委託試験観察になった少年が、補導委託先に戻らないという連絡が昨日の夜にあった。補導委託先と相談して警察に捜索願を出すことにした。そして、今日の夜、警察に保護されたという連絡があった。

 詳しいことはまだよくわからないけれど、何か大きな犯罪をしたわけではないようなので、一安心。今後、観護措置を取られることになり、おそらく少年院送致となると思うけれど、この試験観察の間に付添人としてもっとできることはなかったのか、と振り返りつつ、補導委託先への謝罪、少年が置いていった荷物の処分など、後始末を行っていきたい。

 今週は、司法修習生の選択修習プログラムについて、私が所属している子どもの権利委員会が用意したプログラムが実施されている。「子どもの権利」といっても、少年事件、児童福祉、いじめ問題、外国人など、かなり広範囲に渡るけれど、今年は、私に対し、少年院の処遇について講義してほしい、という依頼があり、今日の午後、講義を実施した。

 少年院の処遇について、講演、講義をする機会はそれなりにあるが、講演、講義の対象者によって話す内容は全く異なってくる。若手弁護士に対して講義したことはあるが、司法修習生は少年事件の実務経験が全くないので、同じ話をしても理解できないことが多い。

 さらに、今年6月に全面改正された少年院法が施行されたため、改正法の説明も盛り込んだのだけど、よく考えると実務経験のない司法修習生に対し、旧法の話をしても意味がなかったのかな、と反省をしている。

 結局、いろんなものを詰め込みすぎたので、司法修習生にとっては、よくわからない講義になってしまった感じになった。毎年実施する講義ではないが、次の機会があれば改善したい。

 今日は、午後から交野女子学院へ出張。7月に和泉学園と協議したのと同様、収容されている少年に対する法律講話を内容とした出張授業、個別相談の実施について協議をした。

 交野女子学院は、女子を収容している少年院であるが、女子の少年は男子に比べると犯罪の被害者の立場、経済的、性的搾取の経験をしている少年が圧倒的に多い。そのせいか、男子少年に比べると、法律講話に対する反応がいいし、個別相談を持ちかけてくる少年も多い。

 少年院の中に弁護士が入って、少年の個別相談に応じることは、少年院にとってはセンシティヴな問題があるので、すぐに実現することは難しいとは思うけれど、なんとか早く実施に漕ぎ着けたい。