荒瀬和人と堺広人の夢小説。
『後悔』と『懺悔』の続き。


朝方、荒瀬と堺は隔離された神室町で亡者達の相手をしながら進んで行く。


堺は近距離で亡者達と戦闘しながら荒瀬の後方支援による射撃で連携を取る。
亡者達と戦いながら堺は荒瀬と喋る。


堺『なぁ、荒瀬。』
荒『何だ?』
堺『お前「島本」って覚えとるか?』
荒『島本?』
堺『嗚呼、元々は南米の共産ゲリラに配属されとった狙撃担当のチビ助。』
荒『確か、俺達の間では「腰抜け」と呼ばれたアイツか?』
堺『せや、アイツは東城会の五次団体に居るらしいな。』
荒『そうなのか?』
堺『その島本が、今回の事件に一枚噛んでるみたいなんや。』
荒『何故、アイツが?』
堺『嗚呼、あくまでも噂やが。一つ目は武器商人の世利から対戦車用狙撃銃を何丁か手に入れたとの情報が入った。二つ目はCIAの譲さん(風間譲二)から東城会で一部亀裂が生じとったとの情報が入った。三つ目は内務省のブッさん(毒島力也)から隔離された神室町内で不審な動きをした人物が度々目撃されたとの情報が入った。』
荒『それだけで、アイツだと断定出来るのか?』
堺『あくまでも、俺の「勘」や。』
荒『……。』


亡者達と戦いながら、会話している内に二人は天下一通りに着く。


堺『おっ?此処まで着いたか。荒瀬、俺の後について来な。茶シバくで。』
荒『お前…、何、呑気なこと言ってんだ…。』
半分、呆れながら荒瀬は堺について行く。


秋山駿が経営する「スカイファイナンス」から少し外れた雑居ビルの地下に入る。
その、目の前にある重たそうな鉄扉を堺が蹴る。
すると、鉄扉は『ゴゴゴ…』と動く。
扉の中は、沢山の武器が置かれていた。


荒『これは…?』
堺『もうすぐ、俺の経営する探偵事務所が出来上がるで。』
荒『お前にしては、よく精巧的な建物を手配したなぁ。』
堺『まぁな、先ほど目の前に「スカイファイナンス」ってサラ金屋があったやろ?その経営者の秋ちゃんから五百万借りたんや。』
荒『けど、たったの五百万だけでこんなビルは手配出来ねぇだろ?』
堺『それが出来て、大金も稼いで返済も終わって、このビル全部買うたねん。』
荒『どうやって?』
堺『お前でも、それは秘密や。』
荒『隙が無ぇなぁ…、お前は…。』
堺『お前も知らんとアカン話、知らんかて良い話があるっちゅうこっちゃ。』
荒『……。』


二人は、タバコを吸いながら刃物や銃弾・手榴弾等を取り出した。
荒『暫くは、何とかなりそうだな。』
堺『核ミサイル以外なら、此処は何でも揃っとるで。』
荒『それより先ほど島本が事件に一枚噛んでると言ったが、アイツは何を企んでいるんだ?』
堺『東城会の元四代目と現六代目の会長を殺害して、アイツが東城会を牛耳る計画やろう。』
荒『何だと?それじゃあ、桐生も?』
堺『せや、あのヘタレなチビ助によって桐生さんも殺される可能性が高いっちゅうこっちゃ。』
荒『お前、何バカなこと言ってんだ?島本ごときで桐生の首を獲れるはずがない。』
堺『お前こそアホか?相手は遠距離からの狙撃を得意にしとんねん。人間離れした桐生さんでも対処しきれるかどうか?』
荒『……。』
堺『桐生さんは、お前の獲物やろ?せやから、一時的に桐生さんを探して協力して島本を捕まえる方が得策やねん。』
荒『……、なるほどなぁ。分かった、今回はお前の話に乗ろう。』
堺『フッ、準備は出来たか?ほな、いっちょイワしたるでっ!!』


武装した二人は、また亡者達の集まる神室町へ足を踏み入れた。