六月 | 光射す場所へ

六月


       バレーぶたちゃん

六月…


緑からの木漏れ日が

チクッと眩しい


自分との会話を楽しみながら

少し奥に足を進める



昨日読んだ本に書いてあった言葉を

反芻………


‘自分の投げかけたものが

自分の受け取るもの’


だとしたら


私はあの人に何を投げかけよう


私はこの世界に何を投げかけよう



始まったばかりの虫の声


紫陽花についてる雨の残り香



何の理由もなく


すべてに感謝したくなる気持ち…



私はここにいる


私は生きている


過去ではなく 未来ではなく


‘今’に生きている



正しさを競うより


お互いの個性を受け入れ認め合う


人生の方を 私は選ぼう




六月…


出会った窓の白い花が


愛犬と戯れる 遠くに見える人が


ムショウに愛しく見えてくる



真っ直ぐ顔をあげて


‘今’を生きよう